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2016年5月22日 (日)

言って聞かせてさせてみせる重要性

日経ビジネス最新号に、日本電算会長兼社長の
永守重信氏の話しが掲載されていた。

「新人教育は、企業の理念を理詰めで説き、
体得させる仕組みで、行動から変える」

理念については、なぜこう動いて欲しいのかを、
分解してきちんと話す事が重要との事。

例えば、日本電産には、次の理念と行動原理がある。

圧勝の3条件(理念)
「(市場には)一番に参入する」「技術優位性で勝つ」「低コストである」
常に、迅速に動き、技術とコストで勝つ。

三大精神(行動原理)
「情熱・熱意・執念」「知的ハードワーキング」
「すぐやる、必ずやる、 出来るまでやる」

押し付けるのではなく、分かってもらうところから始める。
理念や行動原理は、戦略や戦術と一体であり、
「なぜ、こうした方がいいか」を理解せずに人を動かす事はあり得ない。

昔は、走りながら企業の考えを理解していた。
考えと違った事をした場合は、その場で修正すれば良かった。
しかし、現在は、環境変化が激しいので、それでは後手を踏む。
だから、最初に理解してもらう事が必要。

ただし、言葉だけでは、理念や行動原理は、腑に落ちない。
そこで、日常の中に教育のしくみを埋め込む。

例えば、日本電算では、始業時に全員で数分間、掃除をしている。
職場を自分で整理整頓すれば、無駄の発見に繋がる。
事務用品や、工場の治具の効率的な置き方を理解する事が出来る。

なぜ掃除をするのか、その裏に何の意味があるかを説明する。
それも、一度理解して終わりではない。
毎日掃除をし、毎日説く。
理解が真の行動に転化するには、時間が掛かる。

最後に、こう書かれていた。

「経営者の仕事は、大きな戦略を考える事だけではない。
人を教育するにも、ここまで細かく考え、辛抱強く続ける。
それを忘れてはいけない。」

全く、同感である。

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