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2016年7月 9日 (土)

「啓発録」読了

元福井藩士だった、維新の志士 橋本左内が
著した「啓発録」を読了した。

書いた時の年齢が、何と15歳。
これ程までに、しっかりした考えを持っていた事に
まず驚いた。

書いた相手は、自分。
大志を忘れないように記述した。
それと共に、自分の考えを、より若い武士に訴え掛けた。

ポイントは、5つ。

・去稚心 (稚心を去る) :幼い心を捨て去れ。
・振気 (気を振るう) :負けたくないと、心奮い立たせろ。
・立志 (志を立つ) :大志を掲げよ。さすれば自然と成長する。
・勉学 (学に勉む) :実践を伴った勉強をしろ。
・択交友 (朋友を択ぶ) :馴れ合いでない本当の友を選べ。

どれも、力強い言葉で書かれていた。
決意の程が、伝わって来る。

この中で、特に「立志」の言葉が響いて来た。

「志を立てるには、やはり古典や歴史を学び、
心を大いに感動させることだ。」
「感動したら、その内容を書き出し、壁に貼り出しておこう。」
「毎日、その言葉に目を留め、声に出して読もう。」
「そして、我が身を省察(せいさつ)し、及ばない点を学ぶのだ。」
「何より、志に向かって前進する自分を楽しむことが肝要だ。」
「行動しなければ聡明さは失われ、道徳は初心の頃に
戻ってしまう。」

至る所に、論語の考え方が表れている。
まさに、深く勉強し、感動したのだろう。

左内が安政の大獄で処刑された時、やはり捕えられていた
吉田松陰が、一度も会えなかったことを悔やんだとの事。

西郷隆盛が西南戦争で敗れ自害した際、鞄の中には
肌身離さず持っていた左内からの手紙が入っていた。

多くの志士に影響を与えた左内。
改めて、そのいぶし銀のような生き方に感銘した。

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