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2016年7月 7日 (木)

簡潔・明瞭な言葉とは

中国明代の末期に、陸紹行(りくしょうこう)により著された
書に、「酔古堂剣掃(すいこどうけんすい)」がある。

酔古堂は、陸氏の雅号。
剣掃には、名言という剣で世間の邪気を払うという意味が
あるとの事。

当書には、陸氏が愛読して来た中国古典から収録した、
会心の名言が収録されている。
その中に、以下の言葉がある。

神人の言葉は、微。
聖人の言葉は、簡。
賢人の言葉は、明。
愚人の言葉は、多。
小人(しょうじん)の言葉は、妄(もう)。

意味は、次のとおり。

神に近い人の言葉は、機敏。
聖人の言葉は、簡潔。
賢人の言葉は、明瞭。
一方、愚人は、言葉数が多い。
小人は、でたらめばかり。

なるほど、言い得て妙だ。
特に、聖人・賢人の簡潔・明瞭は、そのとおりだと思う。

物事の本質が掴めていないと、簡潔に表現出来ない。
この時、さらに大事な事が、自分の言葉になっている事。
言葉に魂がこもり、これが周りの共感を呼ぶ。

しかし、それがすぐに見つかるとは限らない。
一度見つかっても、人生を経て深化する事もある。

だから、一つの事象でも、様々な言葉となる。
ここが、興味深いところ。

簡潔に、明瞭に、言葉を紡ぎ出して行きたいものだ。

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