挑戦とは
今朝、何気なしにパソコンに届いたメーリングリストを
読んでいる時、ある単語が目に止まった。
それが、「挑戦」。
「挑戦とは、ときに孤独なものですが、一人だけで生きている
人間は世界中どこにも存在しません。」
「周囲の人とのつながり、他者とのコミュニケーションを
常に重視すべきです。」
「そして、挑戦とは、常識的な意味での社会的な名誉や
ステータスを得ることだけがその目標なのではなく、
自らがしっかりと生きていくこと、
そして、自分と他者が共に生きていくことを支えていく
営み自体の中に、本当に困難な部分があり、
その営みこそが、最も重要な挑戦なのだと思います。」
これを仰ったのは、東大教授の福島智氏。
東大入学式でのスピーチの一節。
そして、福島氏は、全盲ろうの方。
幼い時に、次第に視覚、聴覚を失った。
ここまで生きて来るまで、いろいろな事があっただろう。
お母様が、指文字でひとつひとつ物事を教えてくれた
時の事を、感謝の気持ちを込めてインタビューに
答えていらした記事を読んだ事がある。
他者との距離の取り方。
頼り過ぎず、でも協調し合う事の大切さ。
自分の存在は、他者と共にある。
その事を、まさに実感されているのだろう。
その証拠に、写真で拝見するお顔は、とても柔和。
周りとの「つながり」の中で、自他共に活かす挑戦を
続けて行きたい。
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