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2016年10月22日 (土)

「未来」に書かれたもの

田坂広志氏の「風の便り」に、興味深い記事が
掲載されていた。

映画『アラビアのロレンス』の中での出来事。

ピーター・オトゥール演じる英雄ロレンスが、
落馬して砂漠に取り残された兵士を救い
戻って来た際、ある兵士に次の言葉を返した。

「Nothing is written.(何も書かれてはいない。)」

その兵士は、落馬した兵士の命運が尽きた事は、
既にコーランに書かれている(It is written.)
と言って、救出不要を進言していた。

それに耳を貸さず、ロレンスは砂漠に引き返した。

未来は、作り出すもの。
しかし、「生きる不安」から逃れるため、我々は
勝手に理屈を付けて、進む事を拒もうとする。

でも、その不安の一方の顔が「生きる輝き」。

「チャンスは、ピンチの顔をしてやって来る」
と言う言葉もある。

立ち止まっていたのでは、何も起こらない。
歩み出す事で、変化が起きる。

その変化を楽しむ事が大事。

全ては、成長への一里塚。
長い階段に踊り場があるように、
ある時は立ち止まったり、座り込んだり。

「未来」に書かれたもの、
それは、希望の二文字だと思う。

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