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2016年11月12日 (土)

改めて守破離

能の世界で言い伝えられて来た、守破離。
実に味わい深い言葉。

これまでも、何回かこのブログで
取り上げて来た。

今回は、キャリア研修を行っている時に
この言葉が、頭を去来した。

「守る」
これは、基本を守って「極める」に通じる。
漢字2文字だと、習熟。

「破る」
これは、習熟した枠を出て「眺める」に通じる。
漢字2文字だと、検討。

「離れる」
これは、基本を維持しつつ「立つ」に通じる。
漢字2文字だと、独立。

ある物事を習熟した後、それを違った角度
から検討し直す。

これは、極めた人だからこそ、意味のある事。
山の頂上に登り着いて初めて、登って来た道
と共に、別ルートを見渡す事が出来る。

そして、検討の後、自分に合った頂上に
至る筋道を見出す。

霧が晴れ、その山の背後に、さらに高い山
が現れ、我々を誘う。
その繰り返し。

基本に忠実だからこそ、逸脱せずに本道を
歩む事が出来る。

今後も守破離を実践し、本道である自分道を
求め、歩んで行きたい。

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