「孝経」を素読する
今年で101歳になられる伊與田覺師が、
「「孝経」を素読する」を刊行された。
孝経は、孔子の弟子の曾子が、弟子と
共に著した中国の古典。
そこでは、「孝行」の尊さが謳われている。
「孝経の「経(けい)」という字は、縦糸を
意味します。」
「織物をする際には、縦糸が始めから終わり
まで一貫して連なっています。」
「そこから、三千年一貫して変わらない思想
が盛られた書物を、「経」というのです。」
「天のルール、地のルールがあるように
人には人のルールがあります。」
「孝経とは、これを外せば人でなくなるという
厳粛なルール「義理」について説かれた本で
あると言えます。」
全ての言葉一字一字が、墨で書かれている。
まさに、入魂の書。
そして、素読が楽に出来るように、
漢字には、全てかなが振ってある。
子供でも読めるようにという配慮からだろう。
伊與田師は、他に、論語、大学、中庸でも
素読用の書籍を著されている。
合わせて4冊。
孝経も合わせ、毎朝、素読を行って行きたい。
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