文は道を貫くの器なり
「文は道を貫くの器なり」という古語がある。
意味は、文章は、人たるの道を貫くために
必要なものを盛り込んだ容器である。
文章は、ひとつのものを表現するために、
いろいろな単語を使って作る。
数ある単語の中から、どれを選ぶか。
名詞、動詞、形容詞、助詞等に至るまで。
それらの組み合わせは、千差万別。
微妙な表現の違いの中から、その文章を
書いた方の人となりが表れる。
人となりを言葉を替えると、人格となる。
文章を書き表す事が、逆に人格を磨く
ためにも役立つ。
文章を書きながら、内省を深める。
物事に対する自己検証を繰り返す。
そうすると、自分が大事にしたいものが、
次第に見えて来る。
その過程で得たものが、自分の「人たる道」に
通じるような気がする。
いろいろな世界で身を遊ばせ、そこで得た
知見を基に考察を深くする。
これからも、いろいろな形で文章を書いて
行きたい。
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