歌が歌えた
「果たして、歌が歌えるだろうか。」
昨日、3/1(水)の退院後、初めてイタリアオペラの
レッスンに出向いた。
手術後は、開腹部が痛くて、声すら出せなかった。
発声に、これ程腹筋を使って居たとは。
創口の回復に従って、次第に声は戻って来た。
しかし、腹筋の接合率は、まだ40%の段階。
絞り上げる事に、耐えられるか。
迷いながら、でも行けそうという感じも出て来た
ので、ここはチャレンジ。
「これまでと、変わりがありませんね。
返って、今までにない艶のある声が出ていました。
何か、意識されていましたか。」
歌い終わった後、先生からお言葉を頂いた。
確かに、自分でも意外に滑らかに歌えた。
「力まずに歌うようにしたからでしょうか。」
無意識に、腹筋を気遣ったのかも知れない。
「お仕事で声を出す事が少なかったからでしょうかね。」
そう言われてみれば、その通り。
決算月の3月は、毎年、仕事がかなり減る。
今年は、客先都合で、全て4月に繰り越しとなった。
「それですね。きっと。」
改めて、講師業が、喉を酷使する仕事である事を
認識し直した。
災い転じて福となす。
意識して声を出さなかったこの時期が、喉を休める
期間となったようだ。
いろいろな意味で、ほっとした1日だった。
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