「老子」に導かれて
3/1(水)に退院して、ずうと読んで来た本がある。
それが、中国古典の「老子」。
これまでも読んで来たが、どちらかと言うと
「論語」が中心だった。
老子は、とても味わい深い。
短い言葉で、宇宙根源の真理を説いているため、
考えを巡らせながら読まないと、理解出来ない。
大自然の法則に従う事を是としている。
人為的に物事を考え、行動する事を諫めている。
常に、真実の道の原点に戻り、我が身を振り返る
事を説いている。
現実は厳しい。
まさに競争社会。
生き抜く事が求められている。
一方で、常にルールや規則に従う事を強いられている。
それらの現象を、一歩身を引いて見た場合、
このような見方が出来るのではないかと
問い掛けてくれている。
そして、このような生き方をすれば、無理のない
生き方が出来るのではないかと。
達観を通り越した世界。
まさに、悟りの世界。
この境地に至るには、まだ程遠い。
試練が足りないという事か。
入院を経て見えて来たもの。
それは、この先も道が続いているという事。
どこに繋がっているかは、分からない。
しかし、心静かに道を歩む事を、老子は教えて
くれているように思う。
焦ることなく、弛む事なく、この道を歩き続けたい。
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