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2017年4月30日 (日)

創口に大判ファーストエイド

今もまだ、手術で切開した腹部が、ちくちく痛む。
塞がって見えるが、まだ完全ではないのだろう。

特に、肌着とよくこすれる腹部上部がひりひりする。
回復途中で、デリケートになっている模様。

腹帯をして、ガーゼで保護すればいいのかも知れない。
しかし、動き回ると、結構圧迫感を感じる。

保護する何か、いい方法はないだろうか。
ドラッグストアへ行って、探してみた。

そこで見つけたのが、大判のファーストエイド。
各社の、いろいろな商品が売られていた。

比べて購入したのが、ニチバンの「ケアリーヴ」。

「やさしい素肌タッチ」のコピーに惹かれた。
そう、あまり肌が強い方ではないので。

白くふやけにくい、曲げてもフィット、水につよい
ともあった。
これらは、独自開発の低刺激性粘着剤のお陰。

確かに、使い勝手がよかった。

貼っても、余り違和感がない。
見た目も肌色なので、目立たない。
シャワーを浴びても、剥がれない。

いい気になって、2日間貼りっ放しで居た。
3日目に剥がした時、粘着部が赤く腫れていた。

貼っていた時は感じなかった。
しかし、剥がした後、かゆみやひりひり感が。

濡れてそのままにして置いたからだろう。
しかし、シャワーを浴びる度に取り換えるのも面倒。
ジムでも、自宅でも、場合によっては日に数回。

なかなか、万事はうまくは行かないものだ。
創とのお付き合いは、さらに続く。

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2017年4月29日 (土)

外務省「たびレジ」に登録

昨日の朝、テレビのスイッチを入れたら、
NHKで「たびレジ」の案内をしていた。

たびレジとは、3か月以内の短期旅行者に向けた
外務省が管理する海外旅行登録の事。

登録すると、以下のメリットがある。

•旅先の日本大使館等が出す緊急一斉通報や
最新渡航情報がメールで届く。
•旅先の国で緊急事態が発生した場合、
登録した電話番号や滞在先に緊急連絡がくる等。

2014年に起きたアルジェリア邦人テロ事件が
きっかけとなり、2014年7月からサービスが
開始されたとの事。

しかし、あまり登録が進んでいない模様。
そのため、連休に合わせて、再び広報が。

旅行予定はないけれど、海外安全情報を
入手したい方向けに、簡易登録も出来る。

試しに、さっそく簡易登録をしてみた。
範囲は、「全世界」とした。

そうしたら、来るわ来るわ。
登録した直後から、まさに全世界の日本の
在外公館から、危険を促す情報が。

その多さにびっくり。
こんなにも、危険が満ち溢れているのか。

特に今は、5/1のメーデーに関し、デモや
小競り合いが生じる可能性が高く、○○地区
には近づかないようにという情報が多い。

危険を避けるには、まずは情報収集が第一。
その後、初めて機敏な行動が活きて来る。

世界には、残念ながら「安全」な所の方が少ない。
まさに、自己責任で臨む覚悟が必要。
それが、たとえ海外旅行でも。
その感を、強く持った。

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2017年4月28日 (金)

遠山の目付け

今週のNHK総合で放映していた「ガッテン」で、
「遠山の目付け」の話しが出て来た。

遠山の目付けとは、剣道の世界の言葉。
遠くの山を見るように、相手全体を見る。

これは、自分の視点を相手の目の辺りに置きつつ、
相手の姿全体を視野に入れるような視野を持つ事。

科学的に言うと、これは中心視と周辺視の関係。

向き合うと相手の竹刀の動きのみに意識が集中してしまう。
これは、よく見える中心視が過度に働いている状態。

微妙な竹刀の動きに惑わされて焦り、体が居ついてしまう。
同時に、相手の動き全体を見失い、適切な判断が鈍る。

周辺視は明確に認知出来ないものの、動くものをよく
捉える事が出来る。

はっきり見えないから不安かも知れないが、この周辺視を
効果的に使う事が大事。

これは、まさにフェンシングの世界でも同じ。
剣ではなく、まず腕を見ろと言われ続けて来た。

さらに言うと、マネジメントの面談の場面でも同じ。
部下の顔だけでなく、体全体を捉え、相手が発して来る
ボディサインを見逃さない。
でないと、部下の本意を把握し損ねる事となる。

番組自体は、「高速道路催眠現象」の説明のために
この遠山の目付けを参考としながら、中心視と周辺視 の
関係を紐解いていた。

しかし、少し考えると、いろいろな所で応用出来そうだ。

雑踏の中を歩く時、ショッピングモールを散策する時、
風光明美な景色に触れる時。
さらに、大所高所から見る目、大局観や洞察力を養う際等。

「遠山の目付け」、改めて大事にして行きたい。

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2017年4月27日 (木)

モバイルPCがダウンした!

「あれ、バッテリーが残り少ない?」

研修の最後に近づき、パソコンの異常に
気が付いた。

講師用のデスクに置いてある自前のモバイル
パソコンは、確かに電源ケーブルでコンセント
に繋がっている。

しかし、なぜかバッテリー残量アラーム表示が。

原因は、すぐに思い付いた。

「これは、ACアダプターの異常だ。」

心の中で叫んだ。
実は、前のモバイルパソコンでも経験済み。
同じ、パナソニック製。

『またか。』

これが、本心。
パソコン本体は、76cmの高さから落としても
壊れない頑丈な作りになっている。

しかし、ACアダプターが華奢では、本も子もない。
今回も、2年で壊れた。

研修終了5分前に、パソコンが電源オフの状態に。
ギリギリセーフ。

翌日も同じ研修会場だったので、事務局の方に
事情をお話しし、予備パソコンを用意して頂いた。

帰宅して、さっそくアマゾンで、純正品を注文。
注文された皆さんの書かれたコメントを読むと、
2年程度で壊れた方が、何人かいらした。

これは、何とかして欲しい。
バッテリーが切れたら、パソコンはただの塊。

パソコンの寿命と言われている、5年程度は
耐えられるように作って欲しいものだ。

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2017年4月26日 (水)

「修己治人」に生きる

新年度に入り、新入社員研修もひと段落。

ここから始まるのが、新任管理職研修。
昇進・昇格した方々の、マネジメント研修や評価者研修
等が主な内容。

主なマネジメント理論を紹介する。
または、効果的な評価方法を指導する。

「知る」「分かる」から、「できる」を目指し、いろいろな
演習を行う。

しかし、ここで大事なキーワードがある。
それが、「修己治人」。

己を修め、しかる後に人を治める。

自分を棚に上げて論じても、響かない。
自分が行動しないのに命じても、そのとおりには動かない。

まず、自分を律する必要がある。
職位が上がれば上がる程、この自律が求められる。

ある時に、必ず自分の生き方やあり方が問われる。
その時に、動ずる事なく意思決定し、進む事が求められる。

そのため、どのような研修を行っても、実は、
セルフマネジメントの話しをする事が多くなっている。

でも、抽象論や心得を単に話して居るだけでは
空虚なものになりかねない。

そこで、事例や体験談を、出来るだけ挿入する
ようにしている。

これらは、自分事として感じ入っていないと魂が篭もらない。
と言う事で、研修の場が、自分自身を見直す場
にもなっている。

修己治人を、自分自身の事として捉え、今後も
情熱を持って、仕事に取り組んで行きたい。

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2017年4月25日 (火)

ここまで来た縫合技術

手術後2ヶ月が経過して、腹部の傷口が
かなり修復して来た。

ふさがるだけなら、1週間後の退院時には
閉じていた。
しかし、その時は、まだ生々しい傷口。

今は、切開部が、1本の線に近づきつつある。
そう、横の縫い目がないのである。

調べたら、これは真皮縫合と言う縫い方。

表皮の下にある真皮を縫合し、傷をより
目立たなく縫い上る方法。

つまり、真皮縫合では、糸が表に出て来ない。
そして、抜糸も不要。
美容整形等で、よく用いられている方法との事。

先生は仰らなかったが、この方法を今回の
消化器内科の手術で行って頂いた模様。

そう言えば、手術前日に病室へいらした際、
こう仰っていた。

「切るより、ちくちく細かく縫うのに時間が掛かる
のですよ。これが、大変なんです。」

その時は、意味が分からなかった。
この真皮縫合の事を仰っていたのだと、今に
なって理解出来た次第。

ネットには、注意書きも記載されていた。

・傷口をかいたり、こすったりしない。
・激しい運動や作業はさける。

せっかく綺麗縫って頂いても、余計な力を
入れてはいけないという事。

適度な運動との兼ね合いが難しい。
様子を見ながら、無理はしないようにしたい。
先生、ありがとうございました。

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2017年4月24日 (月)

「山鹿素行修養訓」読了

山鹿素行(やまがそこう)が初期の時代に著した
「式目家訓(しきもくかくん)」の、主な言葉が掲載
された図書を読み終えた。

素行は、江戸時代前期の兵学者であり儒学者。

兵学者としては、赤穂浪人の山鹿流陣太鼓で
知られる山鹿流兵学に集約される。
儒学者としては、孔子等の言葉に戻る古学を目指した。

また、後に「中朝事実」で万世一系の天皇を中心とした
歴史観を著し、吉田松陰や乃木希典に影響を与えた。

そのため、武士道を大成した思想家として、
また軍国主義の権化のように思われている。

しかし、説かれている事は、もっともな事ばかり。
残念な事だが、その思想を時の権力者に利用された。

式目家訓(しきもくかくん)は、武士の格言百箇条、
実際には百一箇条で成り立っている。

後の著作の萌芽的な書であり、素行の学説としては、
最初期の儒仏道(儒教、仏教、道教)一致時代の作品。

書かれている内容は、現代でもそのまま活かす事が出来る。
根本思想は、孔子の仁義礼知忠信孝悌。
それに、常在戦場を思わせる隙を見せない厳しさを説いている。

思想というものは、それが説得力のあるものであれば
ある程、2面性を持って来る。
極端に読まれる危険性を持っている。

過ぎたるは、及ばざるが如し

読み手にも、節度が求められる。
心して、その真意を掴みたいものだ。

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2017年4月23日 (日)

「決して」を守り通す

この6日間、仕事の関係もあり、マネジメント関係の
本を12冊再読した。

リーダーシップとコニュミケーションが中心。
何と行っても、ここがマネジメントの核。

さらに言うと、職場マネジメントの前に、
セルフマネジメントが重要。

自分を棚に上げて、周りにとやかく言う人間は、
リーダーとしては失格。

この点について、しっかり述べているのは、
やはりスポーツ関係のリーダー経験者。
修羅場をくぐって来た方々の弁は、響きが違う。

もちろん、置かれている立場や環境が違うので、
それを考慮に入れながら読む必要はあるが。

しかし、俯瞰すると自分を律する共通項がある。

決して、甘えない。
決して、くじけない。
決して、あきらめない。
そして、楽しく。

最後の「楽しく」は、厳しい状況を楽しむと言う事。
これは、「心に余裕」につながる。
この境地に達するには、かなりの道のりが必要。

マネジメント理論の本を読むと、カタカナが多過ぎる。
それらは全て、アメリカから持ち込まれた概念。
そして、他者にどう接するかのノウハウが中心。

それも大事。
しかし、底が浅い気がしてならない。

「修己治人」

これを忘れて、マネジメントはあり得ない。

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2017年4月22日 (土)

一味違う「求心力」

Mr.ラグビーこと、故平尾誠二氏が著した
「求心力」を読了した。

平尾氏の著作は、「人は誰もがリーダーである」を
過去に購読させて頂いた。

かなりの論客。

一時代を築いたラグビー経験から導き出された
考え方には、とても説得力がある。
迫力があると言った方が、いいかも知れない。

今回も、圧倒されながら、しかし一気に読み切った。

リーダーにとって、何が必要なのかを一言で
表せば、それが求心力。
「巻き込む力」とも、表現されていた。

支配・強権型リーダーシップでもない。
一方、サーバントリーダーシップでもない。

第三のリーダーシップとして求心型の
リーダーシップが必要という展開。

しかし、よく読み解くと、メンバーや周囲の状況を
見極め、適宜対応して行く姿が読み取れる。

大局観を持って先を見、ビジョンを熱く語って
巻き込んで行く。

また、いい意味で威厳を保ち、距離感を大事にする。
ここと言う時の言葉に重みを持たせるために。
叱る時には、毅然と叱る事も大事。

全ては、人間力が源泉になるとも書かれていた。

厳しい勝負の世界で、体をぶつけ合い、頭脳プレー
の司令塔として活躍されて来た、その真髄を見た
気がする。

我々の努めは、平尾氏の捉え方を、自分流に
置き換え、自分にとって実践可能な形にする事だろう。

改めて、数々のヒントを頂いた。

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2017年4月21日 (金)

弟子でありファンであり支援者

イタリアオペラを2010年1月から習い始めて、
7年が経過した。

その間、声帯を痛めて声が出なくなったり、
今回の手術で1ヶ月お休みしたり、いろいろあった。

しかし、それらの期間を除いては、毎週通っている。
なぜ、そんなに続いているのだろうか。

それは、先生であるMさんのお陰だと思う。

習っているのは、確かにイタリアオペラ。
発声法から始まり、曲想の理解、歌い上げ方等。

しかし、それだけではない。
その生き方に、共鳴している点が大きい。

自分の道を見極め、懸命に努力を重ねられている。
歌にも、その人間性が現れている。
清楚で包み込まれる優しい歌声、しかしとても力強い。

歳は、私の長女のお姉さん位。
だが、その生きる姿には、大いに惹かれるものがある。

弟子として、さらにレッスンで研鑽を積みたい。
ファンとして、さらにコンサートを支援したい。
支援者として、さらに全生活を温かく見守りたい。

生きる世界が違うからこそ、学びが大きい。
これからも、貴重なものを、大いに吸収して行きたい。

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2017年4月20日 (木)

体力回復!トレッドミル

退院後3週目の3/26(日)から、ジムでのトレーニング
を再開した。

最初は加減が分からず、ウエイトトレーニング以外の
各種トレーニングを試しながら行った。

自重トレーニング、ロープトレーニング、マシントレーニング、
スイミング、アクアウォーキング等。

しかし、分かった事は、腹筋を横に継続的に捻る
運動は、まだ早かったという事。
それと、思っていた以上に体力が落ちていた事。

たった8日間ベットに横になっているだけで、こんなに
筋力と体力が弱るのかという感じ。
手術で、体全体が委縮してしまった模様。

最初は、希望的観測もあって、何とかなると思っていた。
しかし、体へのダメージがこんなにも大きかったのだと、
今更ながらに痛感している。

現在は、トレッドミルを使ったウォーキングを中心としつつ
自重やロープで、適宜、筋トレをしている。

まずは、基本の、「歩く」所からやり直し。
現在の腹筋接合率は50%との事なので、無理は出来ない。

私の通常の脈拍つまり心拍数は、65程度。

次の方程式での最大心拍数は、158。

(220-年齢)=最大心拍数

運動負荷は、最大心拍数の
70%で110、75%で118、80%で126。
100を超えると、脂肪燃焼効果もある。

現在は110~120の間で、歩くようにしている。
時速6kmで30分、3kmの道のり。
110に上がらない場合は、傾斜を2%まで上げている。

自分の体と対話しながら、復帰を目指したい。

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2017年4月19日 (水)

○○シップに思う

いろいろな本を読んでいると、よく○○シップという
言葉と出会う。

リーダーシップ、フレンドシップ、ハードシップ等

分かっているようで、分からない「シップ」という言葉。
そこで、辞書で調べてみた。

接尾語-ship
名詞または形容詞に付けて、抽象名詞を作る。

(名詞に付く場合)
状態・性質 friendship
身分・地位 professorship
能力・技量 leadership

(形容詞に付く場合)
hardship

なるほど、接尾語として接続され、それぞれの
抽象名詞の意味で用いられる。
どうりで、一義的に理解出来なかった訳だ。

当初、「精神」とか「心得」とかという意味かと思っていた。
当たらずとも遠からずかも知れない。
しかし、無理矢理こじつけても屁理屈となる。

ここは、各単語の意味として理解するのが良さそう。

調べる事に意味がある。
これからも、分からない事は、どんどん調べて行きたい。

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2017年4月18日 (火)

「献血活動」終了

これまで、学生時代から定期的に献血をして来た。
しかし、昨日が最後の訪問となった。
正確に言うと、出来なくなった。

理由は、GIST(消化管間質腫瘍)の手術をしたため。

献血自体は、69歳まで可能。
しかし、私の場合、GISTの手術をしたため、献血の
制限規定に抵触してしまった。

「開腹手術の場合、献血は6ヶ月後となります。」

事前の問診時、医師に言われてしまった。
やむを得ない。

「6ヶ月待つ必要があるみたいだよ。」

受付時に応対して頂いた、若い女性の方に
呼び出しベルを返しながら、笑って伝えた。

この方は、受付時、GISTを知っていた。
以前、ある病院の手術室担当の看護師だったとの事。

「6ヶ月後との事でしたか。」(怪訝そうな顔)
「そうだよ。」

その後、休憩コーナーで休んでいると、この方が寄って来た。
「もう一度、先生の所へお越し頂けませんか。」

GISTの場合は、献血は5年間後と訂正された。
どうやら、GISTの事をよく知らず、助言を受けた模様。

血液検査は正常である事を告げたが、結果は変わらず。
5年後は67歳なので、実質的に献血活動終了。
その時は、あっけなくやって来た。

物事には、必ず終わりが来る。
献血に関しては、昨日がその日。
割り切って、他の社会貢献の道を探りたい。

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2017年4月17日 (月)

素読の効果

月刊「致知」2016年12月号に掲載された、川島隆太氏と
齋藤孝氏の対談「素読のすすめ」が、興味深かった。

素読は、脳の活性化に効くとの事。

脳は、加齢と共に記憶の容量が小さくなって行く。
例えて言うと、机の上。

若い時は大きな机を持っているので、パソコンや
ノート等いろいろ置けて、自由に作業が出来る。

しかし、年をとると、机が小さくなって行く。
最後は、ノートすら広げられなくなってしまう。

若者でも、SNSばかりやる人は刺激が少なく、
このような状態になってしまうとの事。

この狭くなった机を広げるのに効果があるのが素読。

認知症は、薬を飲んでも治らないとの事。
悪化するスピードを遅らせるだけ。

しかし、素読を続けると、劇的な変化が見られる。
認知症の進行が止まるだけではなく、改善して行く。
記憶の容量が大きくなり、脳が可塑的な変化を遂げる。
これは、凄い事。

確かに、素読をすると、目が先を追い掛けると同時に、
話した内容を理解しようと努めている感じがする。

これは、未来・現在・過去の情報の同時処理。
頭の中で、これまでの記憶と新しい情報がループする。
活性化するはずだ。

声に出して読む、これだけ。
美しくリズムのある深い内容の文章であれば、さらに
効果抜群だろう。

これからも、毎朝の素読を続けて行きたい。

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2017年4月16日 (日)

「自由」を考える

ある記事を読んでいて、以下の言葉と出会った。

「自由は、制約の下にあってこそ意味を持つ。」

そのとおりだと、確かに共感した。
自由をどう定義するかにも拠るが、完全な自由は
存在しない。
自分で、自由だと思っているだけ。

人間は、一人では生きて行けない。
社会の中で生きている。

制約を別の言葉に替えると、自由の真の姿が
見えて来る。

判断基準、ルール、規則
地域、国、民族
思想、宗教、哲学

我々は、一定の枠の中で、生きている。
では、この枠は、無い方が好ましいのか。

人は完全な自由を与えられるよりは、
「この部分は、これを意識して欲しい」という
関与者の要望が、ある程度ある方が、やる気が
高まると言われている。

我々は、誉められたという「自我の欲求」や、
どこかの組織に属していたいという「社会的欲求」を
持っている。

という事は、これらの欲求を満たしてもらう見返りに、
周りに対して責任を負っている事になる。

責任あっての自由。

さらに言うと、自分に対する責任もある。
生かされている自分を、より活かす責任。

自律が伴って、初めて真正な自由となる。
深い自由を味わって行きたいものだ。

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2017年4月15日 (土)

先人の言葉に思う

日経ビジネス最新号の「有訓無訓」に
興味深い記事が掲載されていた。

京都五条橋の老舗である半兵衛麩の
会長 玉置半兵衛氏の談話。

創業328年のお店で、玉置氏で11代目と
いうから、老舗中の老舗と言える。

父親から伝聞した言葉として、以下の内容を
紹介されていた。

しゃべることを「云」うと書く。
にんべんを付ければ「伝」。

しゃべることを「言」うと書く。
にんべんを付けると「信」。

人はするべきことを行い、(その上で)言うべきこと
を言ってこそ、「伝」わり、「信」じてもらえる。

そうして、「信」じ合う「者」が集って、「儲」けとなる。
「儲」けを分けると、「信」と「者」で信者。

「この人の行うこと、言うことは間違いない」と
相手に信じてもらえてこそ、商売を続けることが
できる。

大事な事柄が、実にうまく表現されている。

不言実行、言行一致、真実一路

論語にも
「先ず行う、其の言は而る後に之に従う」
という言葉がある。

328年の伝統の中に、先人の言葉の重みを
改めて感じた。

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2017年4月 9日 (日)

経営とは

時々、原点に戻って物事を考える事がある。
今回は、「経営」という言葉について考えてみた。

経とは、織物をする時の縦糸を意味する。

縦糸はぶれない。
その縦糸に、様々な横糸が通って織り上がっていく。

縦糸は、経糸とも書く。
経は筋を通す大事なもの。
そのため、経書、経典がある。

営には、区切って何とかするという意味がある。

通して考えると、経営とは、世のため人のために
大事な事を、ぶれずに筋を通し、何とか工夫した
成し遂げていくものという事が出来る。

経営コンサルタントは、まさにその実現に向けて
組織を支援する人。

それを、組織だけではなく個人の範囲まで広げて
支援する人が、ビジネスメンター。

まさに、組織経営から、人生経営まで。

それらの支援を通して、自らの経営の充実を
図り、自己成長を図って行く。

こう見て行くと、経営とは、「生きる」事そのもの
なのかも知れない。

物事の本質を、自分の言葉で捉える。

これからも、大事にして行きたい。

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2017年4月 8日 (土)

君子は器ならず

論語の素読を毎日する中で、その日によって
感じ入る言葉が違って来る。

今日は、以下の言葉に目が止まった。

「君子は器ならず」
:出来た人物は、特定の働きを持った器ではない。

特定の働きを、いろいろな意味に捉える事が出来る。

・決められた事を行う事だけ
・限られた能力のみを行使する
・思考の枠の中で行動する

逆に考えると、君子の姿が見えて来る。

・状況に応じ、臨機応変に対応する。
・持っている能力を適宜組み合わせ、柔軟に活用する。
・思考の枠を取り払い周りを受け入て、シナジーを創出する。

一言で言うと、スケールがまるで違うと言う事。
「ありたい姿」の質が、根本から異なる。

この境目に居るのが、新任管理者。
メンバーからリーダーの立場に変わる時、この言葉の
意味どの位深考するかで、その後の人の幅が大きく
変わって来る。

単なる役割とか能力の差ではなく、長い時間の中で
人格が違って来る。

現在は、殆どの管理者が、プレイングマネジャー。
実務に追われて、マネジャーの行動が出来ていない。
ましてや、リーダーとは程遠い感じ。

お互いに肝に銘じながら、我が身を切磋琢磨して
行きたいものだ。

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2017年4月 7日 (金)

そのとき どう動く

月刊「致知」最新号のタイトルが、「その時 どう動く」だった。

基になった言葉が、相田みつを氏の「そのとき、どう動く」。
相田氏は、この言葉を常に念じ、書にも頻繁に書かれて
居たとの事。

記事の中に、相田みつを美術館館長で長男の相田一人氏と
円覚寺管長である横田南嶺氏の対談で、その由来が
話されていた。

「そのとき どう動く」は、今ここを大事にする言葉。
横田氏によると、禅にも通じる言葉との事。

確かに、味わい深い。

「もし○○ならば」の迷いを排し、その時点の状況に
応じ、迷いなく行動する。

何が是なのか、日頃からの心の鍛錬がないと、
ストレートには動けない。
その意味では、自分が試される瞬間。

また、「そのとき どう動く」のようなシンプルな言葉の
持つ奥深さについても、言及されていた。

言葉は、まさに言霊。
魂のこもった短い言葉には、迫力がある。

コンティンジェンシープランという考え方がある。
緊急時不測事態対応計画という。
あらゆる事態を想定し、乗り換える別プランを用意しておく。

でも、想定には限界がある。
プランの限界を超えた時が、勝負のとき。

自分にシンプルな問いを発し、自問自答する。
心を鍛え、「そのとき」に向き合いたい。

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2017年4月 6日 (木)

「0(ゼロ)」の発見

0(ゼロ)という概念がインドで発見された事が、
偉大な事だと教わって来た。

しかし、「なぜか」がピンと来ない面があった。
既にあるものを実感する事は、実は難しい。

いつか、孫の優真に、0の大事さを教える時が
来るかも知れない。
その時、どのように説明すればいいだろうか。

まずは、1、2、3と教えて行くだろう。
問題は、9の次に10をどのように伝えるか。

「1、2、3・・・9まで書いたよ。
次の行に、10、11、12、13・・・19。
次の行に、20、21、22、23・・・29。
あれっ、1行目の先頭が空いているよ。
ここには、何が入るのかな。」
「うーんと、0(ゼロ)じゃない。」
「そうだね、0を入れると頭が揃うね。
物事は、何もない所から始まるのだよ。」

これで、理解してもらえるかは分からない。
でも、0の存在は、何となく伝わる気がする。

数字の伝え方は、難しい。

普通の数え方は10進法だが、時計は12進法。
コンピュータは2進法で動いている。
また、月には30日と31日がある。

優真のお父さんは、物理の先生。
だから、数字の説明はお手の物かも知れない。

答えに詰まったら、一緒に31(サーティーワン)の
アイスを食べに行こう。

楽しく学ぶ事が、一番だ。

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2017年4月 5日 (水)

「考えない」時間

これまでの24時間365日、何も考えない時間は、
なかったように思う。
何かを、常に追い求めて来た。

思索を巡らせ、いち早く行動に移す。
それで得て来たものは多い。

今も、それは変わりがない。
しかし、あり方が、少し変化したように思う。

「流れ」に任せて考える。

ゆったりしたい時は、ゆったりする。
無理に自分を追い上げない。

これまでは、どちらかと言うと、時間効率重視で来た。
単位時間当たりの成果を創出する。
方程式で言うと、時間生産性=成果/時間。

これはこれで、とても大事。

しかし、「時間」をどう捉えるかで、微妙に変わって来る。
限られた時間と捉えるか、悠久の時と捉えるか。

自分を唯我独尊と捉えると、自分に許された時間は
限られて来る。

一方、天と一体と捉え、その一部を担っていると
考えると、気持ちが和らいで来る。

有限の時間ではなく、無限の時を共有する。

「考えない」時間は、自分の事を考えない時間。
自分を解放し、時空の狭間で自由に思索を巡らす。

それによって、何が得られるのか。
目に見えない、何か大事なものが得られるように思う。
その内容は、人によって様々。

時間を、ゆったりと味わって行きたい。

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2017年4月 4日 (火)

新しい時計と共に

5f000242249l4月に入り、新年度を迎えた。
新たな気持ちで、再出発。

特に昨年度は、最後に手術という試練を受けた。
今後の人生は、この創と共に生きて行く事になる。

以前から、考えていた事があった。
それが、腕時計の購入。
買うタイミングが、なかなか無かった。

元々、腕時計はしないタイプ。
腕を拘束されたくない。
そのため、もっぱら懐中時計を活用。

しかし、右腕に活動量計を装着し始めた事もある。
バランスのため、左腕に腕時計をしてもいいかと。

今回購入したのは、次の腕時計。

カシオ計算機 ソーラー電波時計
ウェーブセプター
メンズ WVA-M650B-1A2JF

黒を基調としている。
47gしかないので、重さも感じない。
10気圧防水、全天候型
針に夜光塗料、LEDライト付き

ワールドタイム仕様
ストップウォッチ、タイマー、アラーム付き

アナログと液晶デジタルの両表示で見易い。
欲しい機能が、過不足なく揃っている。
これからは、この腕時計を伴侶として行きたい。

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2017年4月 3日 (月)

造幣さいたま博物館へ

昨日、長女とランチを取った後、、一人でぶらりと
造幣さいたま博物館へ行って来た。

切開した腹部のリハビリのため、毎日近所を
散歩している。

どこか面白い所はないかとグーグルマップで
探していた時、たまたま造幣さいたま博物館
を見つけた。

JRさいたま新都心駅の東側。
我が家と反対なので、あまり行った事がない。
こんな所にあったのかという感じ。

訪れてみたら、新しい建物。
それもそのはず、昨年の10月に開館したばかり。

隣には、造幣工場もあった。
ただし、休日だったので工場見学は出来ず。

「ここに博物館があったとは、知りませんでした。」
「そうなんです。昨年10月に豊島区から移転
  して来ました。」

案内の女性の方に、丁寧に応対して頂いた。

ここでは、記念貨幣や勲章を作っているとの事。
貨幣に関する資料や実物が展示されていた。

子供達が、友達連れで結構来ていた。
大人も、ちらほらと。
桜並木もあり、これからスポットになるかも。

開館日は、原則通年。
9:00~16:30(入館は16:00まで)
入館料は、無料。

工場も見学通路からご自由に見学可能。
予約の必要はない。

JRさいたま新都心駅東口から徒歩12分。
後日、工場も見てみたい。

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2017年4月 2日 (日)

優真、新学期おめでとう

81685623_th昨日から、孫の優真が我が家に来ている。

月に1回、次女が優真を連れて、泊まりに
来てくれているのだ。

妻に言わせれば、子育ての休息に来ているとの事。
確かに、大変。

起きている間中、終始動き回っている。
スイッチが切れる事がない。

私の書斎にも、時々顔を見せる。
珍しそうに書棚を見詰め、置いてあるものを
片っ端から引っ張り出す。

手荒れ防止用チューブ
テッシュ
バランスパワー

空気清浄器のスイッチも、入れたり切ったり。
何もかもが、好奇心の対象。

目を配りつつ、
でも、だめとは言わないようにしている。
こうして、学習しているのだから。

「優馬、新学期おめでとう。」

4月以降、新しい幼稚園に移る。
そこで、ヨギボーのボールをプレゼント。
イルカに続く、第二弾。

「また、あげたの。」

妻から叱責っぽい言葉が。

「今は、いいんじゃないか。
分かって来たら、甘やかさないから。」

これからの成長が、楽しみだ。

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2017年4月 1日 (土)

毎日1万歩からの出直し

現在出来るトレーニングは、まだ限られている。

ジムに行っても、ストレッチとウォーキング程度。
気晴らしにはなるが、トレーニングには程遠い。

それよりも、近所を歩き回る方が、今は楽しい。
こんな公園があったのかとか、新しいお店を
発見したりとか。

最近は、グーグルマップで予め検討し、歩いた
事のない所へ足を運んでいる。
同時に、歩数が1万歩以上になるように。

右手首に、今年からMisfit(活動量計)を付けている。
睡眠時間管理も含め、24時間の活動量を計測。

このMisfitによると、3/21(火)以降、毎日1万歩
を維持している。
歩幅60cmとして、毎日6km歩いている事になる。

最近は、これ位歩くと1万歩に届くと、感覚で
分かって来た。

そのため、足りないと思った時は、わざと
遠回りも。

持っているシューズが、全てウォーキング用
なので、助かっている。
やはり、履き慣れているシューズが一番いい。

ちなみに、仕事の際も、ウォーキングシューズを
愛用している。
移動だけでなく、講義中もかなり歩き回るため。

やはり、歩く事が、活動の基本なのかも知れない。

今だけではなく、これからも「歩く」習慣を
大事にして行きたい。

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