わが永遠の魂
3度目の正直で、新国立美術館で開催
されている、草間彌生展へ行って来た。
タイトルが、「わが永遠の魂」。
これまで、5月の連休とその後の(土)に
2回出向いたが、入場券を買う長蛇に
早々と退散。
5/22(月)までの開催。
行けるのは、5/17(水)の今日しかない。
午前中に行けば、空いているだろう。
しかし、考えが甘かった。
外の券売所で券を買って展示室まで1時間11分。
曇っていたので、まだ助かった。
室内も大変な混雑。
だが、作品群は、それを圧倒する迫力。
原色で描かれた絵画や造形が、その異彩を
放っていた。
「前衛の女王」と呼ばれる理由が、よく分かった。
先日、NHKEテレで、キャンバスに向かう草間氏
を映し出していた。
病院からアトリエに通っている。
実は、少女時代から、統合失調症を病んでいる。
襲って来る、幻覚や幻聴。
普通では、それだけで参ってしまう。
しかし、それらをエネルギーに換え、
頭に浮かんだイメージを表現して行く。
キャンバスに向かう姿勢は、真剣そのもの。
カメラを気にする事もなく、その日は
休みなして、8時間描き続けた。
「私は、これに命を掛けているの。」
ぽつりと仰った言葉が、印象的だった。
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