最大の入力で異次元の世界へ
経営の世界でよく言われる言葉、
それが、「最少の費用で最大の効果」。
方程式で表すと、以下のとおり。
生産性=付加価値/費用
しかし、これを越える世界がある事
を、改めて自覚した。
それが、イタリアオペラ歌唱の世界。
「思い切り体を引き上げて、ポジションを高く。」
「そのポジションを、維持し続けて下さい。」
「その状態で、声帯を使わず、口腔の形を変えて
演奏して下さい。」
先生の声が、飛んで来る。
腹筋、背筋、横隔膜、脊柱起立筋を総動員。
上半身を支えるため、脚の筋肉も緊張状態。
表情筋は、まだよく使えないが、意識して。
習っている課題曲を、何とかこの姿勢で歌った。
日頃、省エネ行動している体には、かなり辛い。
でも、高い音も、自然と出た感じ。
「今までに、聴いた事がない演奏でした。
後で、録音をぜひ聴いてみて下さい。」
「ポジションの取り方で、これだけ違う事が
お分かりになると思います。」
なるほど、この感覚か。
今更ながら、高いポジション保持の意味が
理解出来た。
しかし、とても疲れる。
でも、これが、異次元の世界への入り口。
これからは、体を目一杯使って、演奏して行きたい。
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