「ゾーンの入り方」読了
久しぶりに、室伏広治氏の著作を読んだ。
室伏氏は、私の尊敬するアスリートの一人。
競技者であると共に、理論家でもあり教育者でもある。
それらの役割発揮を通して、人間として持てる能力を、
最大限に引き出す事を喜びとされている。
著作を読んでいても、その想いが、ひしひしと
伝わって来る。
無我の境地であるゾーンに入るには、集中力を
極限まで極める事が大事。
では、どうすれば集中力を高める事が出来るか。
それは、本気で全力を出し切る事。
でも、それが難しい。
本書では、その「全力を出し切る」ヒントが、
体験談を通して、数々の角度から述べられている。
ヒントとしては、以下が特に大事だと思った。
まず、目指す事の目的や目標を明確に認識する。
次に、常識に囚われず、自分がいいと思う方法を、
いろいろな角度から果敢に練習する。
最後に、その場に臨んだ時には、自然体で対応する。
自分を信じて、失敗を恐れずに事に臨む。
気負わず、しかし諦めもしない。
著作には、「楽しむ」という言葉が、何度も登場した。
チャレンジ出来る楽しさ。
失敗しても、それをバネに成長出来る楽しさ。
そして、支えてくれた方々と、結果を共有する
楽しさも語られていた。
まさに、スケールの大きな方。
一歩でも、近づきたいと思った。
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