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2017年12月13日 (水)

「人」「もの」「自然」から学ぶ

致知出版社の人間力メルマガを読んでいて、
興味深い記事と出会った。
それが、漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏のお話し。

漆の道を歩んでいく上で、最も学びを得たのは、
蒔絵で人間国宝の松田権六氏の教えとの事。

ものを作るには「三つの学び方」があり、
それが三つの段階を構成している。

第一段階は、「人」から学ぶ。

第二段階は、「もの」から学ぶ。

教えて頂いた先生も、一世代前の人に教わった事を
伝授しているので、多くても三代位前の技術しか
教われない。

それ以前の技術や、途絶した仕事を教えてくれる
のは、作品そのものとなる。

第三段階は、「自然」から学ぶ。

人やものから学ぶ事は あくまで先人や既に形ある
ものから教わる事となり、自ら作品を創造して
行く事には繋がらない。

木々や風や日光等、四季折々に変化する自然から
生まれるエネルギーを感知し、それを自分の表現に
どう生かしていくかが、創作者として最も大事。

平安、鎌倉、江戸時代の人も、皆その時代に感じた
ものを表現している。
だから、彼らの真似をしても仕様がない。

今、生きている時代に感じたものを表現する事が大事。
ここに至って、達人の境地となる。

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