3つの「ション」
昨年最後の、ある会社での考課者研修
打ち合わせ時の出来事。
先方の部長が、打ち合わせ終了近くに
次の事を仰った。
「私は、パッション、ミッション、
コミュニケーションの3つの「ション」が
大事だと思っています。」
ぱっと目が開かれた思いがした。
それまで、どのように研修内容を組み立てれば
よいか悶々としながら、お話しをお伺いしていた。
問題だらけで、取り付く島が見つからない状態。
今回の研修のキーワードは、これだと思った。
当社の考課制度運用上、最も欠けているもの、
それが、これらの言葉に集約されている。
考課制度は、人材育成を旨としている。
多忙下、部下を育てるには、上司の「情熱」が必要。
そして、育成を上に立つ者の「使命」と受け止め、
真摯に行動する。
でも、一方通行では困る。
部下との「対話」を通して、PDCAサイクルを、
双方納得を得ながら進める必要がある。
こう見て来ると、職場マネジメントと
密接な関係を持っている事が分かる。
部下が育ち、職場で知恵の相乗効果が生じれば、
会社の業績は必然的に上がって行く。
うまく運用すれば、部下・職場・会社が、皆ハッピー。
まさに、三方一両損ならず、三方一両得の世界。
上司である自分が成長する事は、言うまでもない。
これらを、狙わない手はない。
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