奉公と貢献
マネジメントの本を読むと、「貢献」という言葉が
よく出てくる。
組織貢献、社会貢献や他者貢献等。
よく似た言葉に、「奉公」がある。
この2つの言葉、使い分ける必要がある。
奉公は、滅私奉公という熟語があるように、
我が身を捨てて全身全霊で仕える事。
昔は、これが重んじられた。
しかし、今は違う。
まず、自分を活かす事を考える。
自分を活かすために最も相応しい場所が、
仕事の場。
そして、仕事は組織または社会の中で行う。
つまり、組織等を自分を育ててくれる土俵と考える。
その上で、土俵を与えてくれた組織等に対し、
恩返しの意味で「貢献」の名の下、力を尽くす。
この関係がうまく進むと、個人の成長と
組織の成果が同時達成する事になる。
組織は個人の貢献を認め、さらに充実した土俵を
用意する事になる。
出発点は、自分が自分をいかに捉えるかという事。
掛け替えのない自分。
だから、まずは自ら主体的自律的に行動する事が大事。
それも、独善ではなく、信念に基づいて。
こう考えると、貢献は自分の仕事人生を豊かにする
ためのキーワードのような気がする。
自分を活かし、人も活かす。
気概を持って、世に貢献して行きたいと思う。
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