大山健太郎氏の教育論
日経ビジネスに、「AI時代の教育論」が連載中。
今回は、家庭用品で有名なアイリスオーヤマ
社長の、大山健太郎氏だった。
「子供に言い聞かせて来た事は、今を知る事の
重要さです。」
「変化が速い今の時代、過去の経験則は、あまり
役立ちません。だからこそ、未来と向き合う事が
何よりも重要だと教えて来ました。」
今を重視するのは、大山氏の半生と密接に関係が
あるとの事。
父親が亡くなり、19歳で家業を継いだ。
経営の事を教えてくれる人が周りにいないため、
とにかく、今、目の前で起きている課題に向き合い
世の中が、何を求めているかを必死で考えた。
ヒントは、身の回りにあったとの事。
何と、最大の学びの場が、家庭だった。
そこから、植木鉢やプランター、犬小屋等の
ヒット商品が生まれた。
教育も、同じ。
社会が求めているニーズを知り、どう応えて行くか
を、深く考えさせる事が大事。
AIに頼り過ぎるのも問題。
それは、過去のデータに基づいた判断でしかない。
また、「知る」だけではなく、「できる」事が求められる。
だから、教育は、できるまで挑戦し続ける子供を
育てる事に重きを置くべきとの事。
まさに、我が意を得たり。
今を起点に未来を見通し、自律して考え、
果敢に行動する人。
自他共に、心して行きたいものだ。
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