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2018年2月 6日 (火)

自己がどう在るか

田坂広志氏が、ご自身のコラムである「風の便り」に、
以下の言葉を掲載されていた。

「世界がどうなるかではなく、自分がどう在るか」

大学時代に、友人と人類の文明の将来について
語り合った話しがベースとなっていた。

物理学を専攻する友人は、遠い将来、
宇宙は「熱死」(ヒート・デス)を迎えると述べた。

天文学を専攻する友人は、遠い将来、
地球は赤色巨星となる太陽に呑み込まれ消滅すると語った。

しかし、その後、田坂氏はある言葉と出会った。

「たとえ明日、世界が終わりになろうとも、
私はリンゴの木を植える。」

これは、マルティン・ルターの言葉。

世界の滅亡を前にしても、自分を見失わない。
冷静に、自分がなすべき事をなす。

大変な覚悟が必要。
しかし、その心境に至れば、怖いものはなくなる。
まさに、無我の境地。

禅に通じる、心の深さを感じた。

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