「JALの奇跡」読了
先日、「JALの奇跡」を、一気に読み終えた。
著者は、大田嘉仁氏。
稲盛和夫氏の側近中の側近と言われている方。
稲盛氏と共に、JALの立て直しに臨んだ。
その大田氏が、稲盛氏のJAL再起の顛末を著した。
どのように再興したかは、断片的には知っていた。
しかし、その内幕を時系列的に知る事が出来、
改めてとても参考になった。
戦後最大2兆3000億円余の負債を抱えて
2010年に倒産したJAL。
翌年、会長に就任した稲盛氏が再建に乗り出す。
まず最初に行った、経営幹部を相手にした
リーダー教育の記述が、圧巻だった。
しかし、本当は、もっといろいろとあったのだろう。
再建当時、テレビのインタビューで稲盛氏自身が
お話しになっていた、おしぼりを投げつけた話しは
記載されていなかった。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
稲盛氏が掲げた、この方程式。
特に、「考え方」はマイナス100点からプラス100点まで
あり、とても大事なもの。
私がマネジメント研修を行う際にも、この方程式を
示しながら、自分なりの言葉に置き換え、管理者の
方々に訴えかけている。
問題は、この式を、どこまで徹底して行動に移せるか。
そこには、揺るぎない決意が必要。
自らを諫める方程式、と捉えたい。
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