« 2018年10月 | トップページ | 2018年12月 »

2018年11月29日 (木)

久しぶりの「プロフェッショナル 仕事の流儀」

先週、久しぶりに、NHK総合の「プロフェッショナル
仕事の流儀」を視聴した。

以前は、毎週観ていた。

しかし、ここ数年は、ご無沙汰状態。
今回も、出張先のホテルでテレビのスイッチを
入れた時、たまたまタイトルが映し出された。

「人工ボディ技師・福島有佳子」

人工ボディって何だ。
タイトルに興味を惹かれ、そのまま観続けた。

人工ボディとは、事故等で失った体の一部を補う
シリコン製のボティパーツだった。

テレビに映し出されたパーツが、圧巻だった。
血管やしわ、肌の質感までが、リアルに再現
されている。

腕や手や指先、脚や足先。
爪は、本物そのもの。
顔面半分もあった。

どれも、まったく自然。
色合いも、その方の部位に合わせているとの事。
その上、体と連動する部位は、動かす事が出来る。

これは、もう芸術品。
作り上げるのに、どれだけの努力があっただろう。

「相手の喜ぶ笑顔が見たい。」
この一心だと、福島さんは語っていた。
使命を全うするため、全て一人で作るとの事。

自分の技におごりたかぶらず、その度に、相手を思い
考え抜き、思考錯誤を繰り返して、パーツと向き合う。

私も、見習いたいと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月25日 (日)

興味深々!紙のからくり「カラカミ」

71imddnoezl
以前、本屋で見掛けて気になっていた、
「紙のからくり カミカラで遊ぼ!」というタイトルの本。

どういう訳か、アマゾンのお勧めで表示されて来た。
男児向けの本を、いろいろ検索していたからだろう。

紹介の動画を改めて見て欲しくなり、思わずクリック。
そして、先日、自宅に届いた。

本に付いている、ペンギンやふなっしー等の
厚紙の型紙を切り取り、糊付けして組み立てる。
輪ゴムを仕込んで、完成。

ぺちゃんこにした紙を、上からテーブルに落とすと、
ペンギンが、いきなり飛び出して来る。
ふなっしーも、同じ構造。

他に、宙返りするうさぎとカメ。
桃太郎の包丁の真剣白刃取り。
シンデレラのカボチャ等、奇想天外な動き。

実は、時間がなく、まだ作ってはいない。
しかし、動画を見ると、それだけでワクワクしてしまう。

これを、孫の優真が見たら、どのような反応を
するだろうか。

動くものが大好きなので、どういうしくみになっているか
知的興味を示してくれれば、とても有り難いのだが。

妻が昔、ペーパークラフトの一種であるシャドーボックス
に凝っていた。
その時使っていた道具一式を借り受けた。

近々1つ作り、皆にご披露したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月18日 (日)

発達障害を学ぶ

先日、「発達障害の基本知識を学ぶ」というタイトル
のセミナーを受講して来た。

発達障害の方は、生まれつき、脳の発達が通常と違っている。
いわゆる、病気の範疇ではない。
そのため、「症状を直す」という言葉は、相応しくない。

「特性を活かす」という接し方が必要だと学んだ。

職場の管理者になったつもりで、受講していた。
部下に、発達障害の方を擁した場合、どのように
対応すればよいかを考えながら。

結論から言えば、対応策の見当がつかなかった。

発達障害と言っても、そのタイプは多岐に渡っている。
自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害、
学習障害、チック障害、吃音(症)等

同じ障害を持っている人でも、全く違って見える事がある。
また、同じ人が複数の発達障害を持っている事もある。
つまり、個人差が大きく、千差万別。

これでは、想定で対応策を検討する事は、至難の技。

その場で、その方の特性をしっかりと把握し、
その特性を活かす方法を、必死で考えるしかなさそう。

しかし、これらを、現在の職場の管理者に任せる事は
ほぼ不可能だろう。
ただですら忙しく、部下育成も出来ていないのが現状。

採用する人事が中心となって、社内のどの仕事に適性
があるか見極め、配置を決める必要があるだろう。

その上で、配属先の管理者の対人能力の見極め・教育、
職場メンバーへの事前説明等、手を尽くす必要性を感じる。

発達障害の方を職場に受け入れる。
大きな課題を突き付けられ、かなり疲れを感じるセミナー
となった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月 7日 (水)

「随処楽」の言葉と共に

Photo
母親から、譲ってもらった額がある。
そこに書かれている言葉が、「随処楽」。
達筆な毛筆で描かれている。

書き著された方は、樋口尾山(ひぐち びざん)伯。
樋口伯は、母の、かつての書道の師。
母が依頼し、我が井上家のために記して頂いた。

母が兵庫県の実家を引き払う時、多くのものを
処分して来た。
しかし、この書は私に引き継ぐため大事に持参した。

読み方は、「随処に楽しむ」。
意味は、「いつでもどこにいても、今を楽しむ」。

今、置かれている境地を是として、心から楽しむ。
どんな場面に遭遇していても。

言葉で言う事は、簡単。
しかし、これは、かなりハイレベルな世界。
どうしても、悲観的に捉えてしまう事が多い。

論語にも、「知好楽」と言う言葉がある。
知るよりも好む、好むよりも楽しむが優っている。

楽しむ世界は、自律し、物事を極め、心に余裕を
持てた時に、初めて訪れる世界なのかも知れない。
笑ったり、泣いたりした後のご褒美。

そして、その時点が、自分を極める出発点なのかも。
道は、遥か遠くまで続いている。
楽しみながらその道を歩めれば、どんなに幸せだろう。

額は、金泥の下地に桑の枠で仕立てられている。
金泥とは、金粉をにかわで溶いたもの。
家宝に相応しい作り。

今後、改めて額を掲げ直し、精進して行きたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月 5日 (月)

「真実の瞬間」を活かす

あるリージョナル航空会社の管理者用研修プログラムを
検討するに際し、改めて再読した本が、「真実の瞬間」。

ヤン・カールソン氏がスカンジナビア航空を立て直した
時に行った判断や行動が、記されている。

顧客に接する15秒という僅かな時間が命。
それが、「真実の瞬間」。

この瞬間を活かし、顧客に満足を感じてもらうため、
顧客に直に接する従業員に権限を委譲した。
マニュアル遵守は大事だが、それだけでは足りない。

これは、見方を変えると、従来のピラミッド型の
企業形態を、ある意味、逆転させる事を意味する。

つまり、経営者、管理者は、意思決定者であると共に
従業員が能力や意欲を発揮する支援者になる事が
求められるという事。

このバランス感覚が、難しい。

意思決定者としてビジョンを定めるが、その実行段階では
部下に執行権を権限委譲し、支援者として立ち振る舞う。

ビジョンを部下の分かる言葉に翻訳し、相手が納得
出来るまで、説明を繰り返す。

部下も、様々な価値観を持っている。
これらを受容しながら、相手の理解を促す。

実行段階では、無用な口出しをせず、温かく見守る。
事が起こった時には、相談者として機能する。

これは、とても忍耐を要する仕事だ。

ヤン・カールソン氏は、これらを実行した。
そして、赤字体質を黒字体質に変えた。

言うは易し、行うは難し。

この経営者や管理者の方々の意識転換を促す事が
私の仕事。

心して、臨んで行きたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年11月 1日 (木)

「自分で学ぶ子の育て方」読了

先日、出張先の最寄駅へ早めに到着した。
時間に余裕があったため、前泊ホテルへ
チェックインする前、書店に立ち寄った。

来週、孫の優真くんの保育参観に出向くため
絵本等をプレゼント出来ればと思いつつ。

大型書店だけあって、凄い数の絵本。
どれを選べばいいか、迷っていた時に、
目に止まった本があった。

それが、以下の書籍。

「忙しいママのための七田式「自分で学ぶ子」
の育て方」

著者は、幼児教育で有名な、七田厚(しちだ こう)氏。

本来は、ママが読む本だが、とても興味を持った。
優真くんも3歳を迎えたため、じじとしても、
接し方を確認しておく必要がある。

さっそく購入し、一晩で一気に読み終えた。

「子育てに必要なのは、時間でもお金でもない。
一番必要なのは、ママの「愛情」を伝えること。」

なるほどね。
いろいろな観点から、愛情を持って接する姿が
記されていた。

愛情は、土壌のようなもの。
土壌を豊かなものにすれば、自ずと健やかに育つ。
心も体も。

ただし、丈夫に育てるためには、時には風雨の
試練も必要。
そう、改めて理解した。

この本は、ママである次女にプレゼントしよう。
ラインマーカーを、引きまくってしまったが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年10月 | トップページ | 2018年12月 »