発達障害を学ぶ
先日、「発達障害の基本知識を学ぶ」というタイトル
のセミナーを受講して来た。
発達障害の方は、生まれつき、脳の発達が通常と違っている。
いわゆる、病気の範疇ではない。
そのため、「症状を直す」という言葉は、相応しくない。
「特性を活かす」という接し方が必要だと学んだ。
職場の管理者になったつもりで、受講していた。
部下に、発達障害の方を擁した場合、どのように
対応すればよいかを考えながら。
結論から言えば、対応策の見当がつかなかった。
発達障害と言っても、そのタイプは多岐に渡っている。
自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害、
学習障害、チック障害、吃音(症)等
同じ障害を持っている人でも、全く違って見える事がある。
また、同じ人が複数の発達障害を持っている事もある。
つまり、個人差が大きく、千差万別。
これでは、想定で対応策を検討する事は、至難の技。
その場で、その方の特性をしっかりと把握し、
その特性を活かす方法を、必死で考えるしかなさそう。
しかし、これらを、現在の職場の管理者に任せる事は
ほぼ不可能だろう。
ただですら忙しく、部下育成も出来ていないのが現状。
採用する人事が中心となって、社内のどの仕事に適性
があるか見極め、配置を決める必要があるだろう。
その上で、配属先の管理者の対人能力の見極め・教育、
職場メンバーへの事前説明等、手を尽くす必要性を感じる。
発達障害の方を職場に受け入れる。
大きな課題を突き付けられ、かなり疲れを感じるセミナー
となった。
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