36万回の「ありがとう」
先日送られて来た、致知出版社のメルマガのタイトルに、
目が引きつけられた。
それが、「36万回の「ありがとう」が生んだ奇跡」。
内容は、著者が、心学研究家である小林正観氏の言葉を
紹介したものだった。
「ありがとう」を2万5千回言うと、願いが叶う。
5万回で、奇跡が起きる。
そして、年齢の1万回を繰り返すと、家族が救える。
当時36歳だった著者は、36万回を目標に夢中で
言い続けたとの事。
そして、36万回に達した後、喜んで帰宅したが、
そこにあったのは、何も変わらない日常だった。
しかし、そこで著者は気づいた。
毎日、普通に生きている事が奇跡なんだと。
もう一つ、著者に奇跡が起こった。
余りにもたくさんの「ありがとう」を唱える内に、
何に「ありがとう」を言っているか、分からなくなって来た。
その内、一本の草、飛んでいる虫、目に見えない微生物等、
全ての命に「ありがとう」を言わずに居れなくなった。
14年経た今も、その気持ちに変わりはないと。
確かに、日常生活の中で、草木や虫等に「ありがとう」と言う
場面は、まずないだろ。
しかし、我々は生きとし生けるものに支えられている。
それらに、図らずも掛けた感謝の言葉。
見えなかった自分の周りのものに気づく、
まさに魔法の呪文かも知れない。
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