「守り人」シリーズが面白い
これまで、多くのジャンルの本を読んで来た。
知識を得るだけではなく、感性を磨くためにも。
年度初めのこの時期、少しまとまった時間が取れた。
そこで、新しいジャンルの本を読んでみようと思い立った。
今回注目したのが、児童文学の世界。
繰り広げられる世界観だけではなく、平易な言葉の選び方、
簡潔な文章での展開法、子供を引き込む表現の豊かさ等、
学ぶべき点が多そう。
まずは、子供達が魅力に感じている図書から。
という事で選んだ本が、「守り人」シリーズ。
上橋菜穂子さんが著した、空想ファンタジー小説。
上橋さんについては、テレビの談話で知っていた。
また、この物語は、NHKが2016年から3年に渡って
ドラマ化したものを全て視聴していた。
そういう意味では、馴染みの深い作品。
最寄りの図書館で借りて、既に「精霊の守り人」1996年7月、
「闇の守り人」1999年1月を読了した。
やはり、本で読むと、全く味わいが違う。
児童文学とは言いながら、奥が深い。
まず、奇想天外な発想に驚かされた。
ここまで、よくストーリーを考え付くものだ。
また、筋道が通るように、少し複雑な場面は、
別の箇所で繰り返し説明する等、配慮がなされている。
地図や挿し絵も、効果的に配置されている。
まさに、読み進むにつれて、引き込まれて行く。
この後も、引き続き楽しんで行きたい。
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