« 大宮盆栽美術館へ再訪 | トップページ | これは便利!マジックハンド »

2019年5月10日 (金)

生活指導員と生き方支援者

今年も、メンター研修が始まる。

このメンターという役割発揮、実は、とても奥が深い。

私が入社した当時、「生活指導員」と言う制度があった。
先輩が後輩に、会社での過ごし方を教えるという趣旨。
ロッカーの使い方、食堂の利用方法、会議室の取り方等。

最初は右も左も分からないので、確かに助かる。
しかし、この程度であれば、別に制度として運用する
までもない。

会社生活を送って行く中で、諸々の壁にぶつかり、
次第に悩みが深くなって行く。
心が折れて、メンタル不調になる若者が増える一方。

本来、これらの社員の発生を防ぐのは、上司の仕事。
しかし、上司もプレイヤーの仕事を課され、手一杯に。

そこで、考え出されたのが、メンター制度。
先輩が、後輩のビジネスキャリア上の相談に乗るだけ
ではなく、ライフキャリア上の相談にも応じる。
言葉を替えると、「生き方支援者」。

この役割を果たすには、かなりハイレベルな能力が
求められる。

まずは、相手と言う人を理解する能力が不可欠。
その上で、相手の分かる言葉で会話する事が大事。
自分のペースで、説教口調になるのは論外。

この任に就く青年を動機づけ、前向きに取り組んで
もらえるように支援するのが、私の役割。

「生き方支援者」の「生き方支援者」。
単なる生活指導員とならないように、
自ら心して臨みたい。

|

« 大宮盆栽美術館へ再訪 | トップページ | これは便利!マジックハンド »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 大宮盆栽美術館へ再訪 | トップページ | これは便利!マジックハンド »