大宮盆栽美術館へ再訪
連休明けのためか、午後の早い時間だったが、
館内はかなり空いていた。
例年は、若い方の姿がかなり見られた。
しかし、今回はどちらかと言うと、
年輩の方が多かった。
欧米の方々も、ちらほらと。
伺う度に外国の方に出合う事から見ると、
盆栽は世界に認められた芸術と思わざるを得ない。
今回の注目すべき展示は、各元号に呼応した、
素晴らしい盆栽の数々だった。
まず、大正、昭和、平成の各時代に、
表彰等を受けた盆栽が屋外展示されていた。
陽光に照らされ、それぞれ独自の小宇宙を
醸し出していた。
そして、一番最後に、令和を代表する梅の展示。
なぜ梅かと言うと、令和の名が、万葉集の
梅の花の歌32首の序文から引用されたから。
展示されていた梅は、説明を読むと
樹齢100年を越える古木との事。
もう花は散っていたが、新緑の若葉が日に
照らされて、輝きを放っていた。
静寂の中の、至福のひととき。
来年も、また来ようと思った。
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