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2019年6月 3日 (月)

義務と責任の関係

研修の内容を検討している時、言葉の意味を
はたと考える事がある。

今回立ち止まったのが、義務と責任の関係。
どのように理解すればいいのか。
これまで、漠然と捉えていたような気がする。

自分なりに、以下のように整理してみた。

義務とは、法的または社会通念上、
「しなくてはならない」または「してはならない」こと。
納税の義務とか、酒気帯び運転とか。

責任とは、「義務を果たさなかった時に負う責め」のこと。
賠償責任とか、説明責任とか。

義務は、行う前に示されているもの。(事前提示)
責任は、行った後に生じるもの。(事後発生)

一番違いが分かる言葉は、「責任を取る」かも知れない。

「取る」は「負う」という意味なので、「責任を取る」は、
「しなくてはならない」ことを「しなかった」責めを負う
という意味となる。

確かに、「義務を取る」(しなくてはならないことを負う)
とは言わない。
言うとすれば、「義務を守る」だろう。

普段、言葉は何気なく使っている。
しかし、時にはよく吟味してみる事も大事。
すると、思考が明確になり、深さが増すように思う。

これからも、時々立ち止まって考えるようにしたい。

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