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2019年6月 7日 (金)

戦略が意味する事とは

「戦略」という言葉、よく聞くが、
その意味は、分かったようでよく分からない。

私は、戦略の『本質』を、次のように捉えている。
「捨てる」、それも、ただ切り捨てるのではない。
"涙を飲んで"捨てる。

全てが分かった上で、これを取って、これを捨てる。
関係する者の利害を把握した上での決断が求められる。
これには、大いなる覚悟が必要。

一方、『方法』論から見ると、以下のように捉えられる。
「戦いを略(はぶ)く」。

孫子の兵法に、「戦わずして勝つ」という言葉がある。
戦わずに勝利出来るならば、それに越した事はない。
そのためには、"知恵を絞る"事が大事。

以上、2つの見方に、共通する事がある。
それが、関係する者の情報を、事前に把握する事。

自分の判断によって生じる、関係者の利害を事前に
把握する。

組織の内外に渡り、どこまで視野を広げて把握出来るか
が、判断の質を左右する。
その上で、検証を重ねた後に、決断する。

また、戦いの前に勝利するためには、事前における
自他の能力の把握が、特に重要。

知恵を出して、勝てる土俵に相手を引き込み、
戦いと同時または戦う前に降参させる。

どの場面でも試されるのが、自分のぶれない軸「自分軸」だ。

自分軸が、決断したり、知恵を生み出す源泉となる。
戦略的意思決定とは、自分軸なくしてはあり得ない。

しっかりと、磨いて行きたいものだ。

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