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2019年7月21日 (日)

受け流しの極意

人とコミュニケーションをする場合、よく言われる事が、
まず相手の言う事を傾聴する事。

その真意が分からなければ、その先へ進む事が出来ない。
特に、相手の育成や支援を念頭に置く場合は、
積極的傾聴が必須となる。

一方、真意を図りかねる場合もある。
特に、相手が本心を隠し、悪意を持って接して来る場合。
こちらの状況を探る事が狙いの場合等が、これに当たる。

このような場合に、どのように接すればいいのか。
一言で言えば、相手にしないという事。

しかし、その場合も、具体的な対応の仕方については、
工夫を要する。

1つ目は、無視する方法。
しかし、これは、相手の敵意を強くさせる場合がある。

2つ目は、反問して逆襲する方法。
これは、高等技なので、容易には発動出来ない。
火に油を注ぐ結果になる可能性もある。

3つ目は、受け流す方法。
一旦受け止めながらも、右に左に交わして行く。
柳に風の対応。

3つ目が、一番無難な方法かも知れない。
しかし、これも、相手の正体が分からない状態では、
万能ではないだろう。

という事は、やりとりをしながら、相手の本性や
目的を見抜く必要があるという事になる。

探りを入れて来る相手に、逆に探りを入れる。
それも、さりげなく。

受け流しながら、相手のサインを見逃さない。
まるで、ミッションインポッシブルの世界。

これは、世渡り上手の極意にも通じそうだ。

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