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2019年7月 4日 (木)

吾往かむの境地

日経ビジネスで、NTTデータ相談役の岩本敏男氏が、
自身の矜持として、孟子の漢詩を上げられていた。

自反而縮 雖千萬人 吾往矣
(みずからかえりみてなおくんば、せんまんにんと
 いえども、われゆかむ)
:自分が本当に正しい道だと信じたら、たとえ千万人が
 反対しても、突き進む。

なんと、力強い言葉ではないか。

しかし、この「正しい道」を見極める事が難しい。
信念と独善は、まさに紙一重。

信念を「正しい道」に昇華させるには、
幾多の自己検証が必要。

稲盛和夫氏の言葉を借りれば、「天地神明に誓って
正しいと言えるか」の世界。

岩本氏は、続いて、こう記されていた。

「自分が「正しい道」だと信じていない限り、
 相手を説得する事など出来ない。」
「腹を割って話せば、理解し合える。」

「そのためには、自分自身が「成熟した人間」になる
 必要がある。」
「話しが通じないのは、相手のせいではなく、
こちらの努力が足りないからだ。」

「自分の使命を認識し、自信を持って決断出来れば、
 後悔はしない。」

「孟子が言うように、自らを省みて、
 正しい道を見つける事が大事だ。」

まさに、我意を得たり。

信念を正しい道と捉えられる、成熟した人間となれるように、
今後も自らを鍛えて行きたい。

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