ワールドカフェに思う
ワールドカフェという研修手法がある。
まず、いくつかのグループでホスト役を決める。
ホスト役以外の方は、旅人と称される。
その上で、あるテーマについて話し合い、アイデアを
テーブルに置いた模造紙に各人が自由に書いていく。
文字でも絵でも、何でもいい。
その後、旅人が他のテーブルへ移り、同じテーマで話し合う。
元のグループで話し合った内容が、グループ数だけ披露され、
さらにアイデアが広がって行く。
最後に、旅人が元のグループに戻り、旅先で得たアイデアを
披露する事により、さらにアイデアが練られていく。
実に、興味深い研修手法。
「ワールド」=世界を股に掛け、「カフェ」=気軽に話し合う。
研修が盛り上がり、会場の一体感が形成され、
最初に思いも付かなかったアイデアが出て来る。
見方を変えると、これは閉鎖空間に新風を吹き込む手法。
企業活動では、付加価値を創出するために応用出来る。
・社員を海外に派遣する。
・外国籍の方々を迎え入れる。
キーになるのが、ホスト役の存在。
これらの方々を、うまくファシリテート出来ないと、
無駄な経費と時間の浪費が生じる。
語学力と巧みな話術が求められる。
これからのダイバーシティ(多様性)の時代、このような
キーパーソンをどれだけ育成出来るかが問われている。
組織を率いるリーダーと共に、
衆知を結集するファシリテーターが求められている。
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