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2019年9月 4日 (水)

できる若手がなぜ辞めたか

今や、少子高齢化の世の中。
その中で、やっと採用した新人が辞めて行く。
これは、企業にとって、頭が痛い問題。

特に、優秀な若手に辞められては、二重の誤算。

先日、日経ビジネスで「できる若手がなぜ辞めたか」
という特集を組んでいた。

誤解 :愛社精神がないから辞める。
真実 :本当は、「好きだからこそ衰退を見て居れない」ため。

新人の3人に1人が3年以内に退職する時代になり10年。
しかし、3割の中身が変わり、優秀な人材ほど見切るとの事。

誤解 :こらえ性がないから辞める。
真実 :本当は、「むしろ上司にこらえ性がない」ため。

上司が、自分で判断しようとしない姿勢が目立つ。
他人に責任転嫁する発言が多く、愛想が尽きたという事。

誤解 :待遇が悪いから辞める。
真実 :本当は、「仕事に正義を感じられない」ため。

嫌気が差したのは、相手が求めない商品を売る行為。
報酬が高くても、正義がない仕事はやりたくないとの事。

誤解 若気の至りで辞める。
真実 :本当は、「人生を長期的に考えている」ため。

当社にいても、どこでも通用する社外価値が身に付かない。
収入は落ちても、自分の価値を高める道に進みたいとの事。

誤解 :残業が多過ぎるから辞める。
真実 :本当は、「世の役に立つ実感がない」ため。

今の分野では、世に役立っている実感がないと思った事。

これらは、まさに経営者や管理者のあり方が問われている。
若手の問題ではなく、自責として会社経営や職場運営を
深く見直して行く事が、求められていると感じた。

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