今後求められるリーダーの資質
現在、日経ビジネスで、世界の最新経営論が
毎週紹介されている。
今は、スイスのビジネススクールIMDの教授である
マイケル・ウェイド氏の考えが連載されている。
前回は、デジタル改革の障壁として中間管理職を指摘。
今回、さらに「サイロの罠」を上げられていた。
「サイロ」とは、縦割り組織の比喩表現。
サイロを打破し、各部署が横断的に連携しないと、
改革の成果が限定的になってしまう。
そこで大事になるのが、トップの行動。
トップは、社内のルールを変える必要があるとの事。
また、出所IMDとして、リーダーに必要な資質を、
「伝統的リーダー」と「新型リーダー」で対比する形で
資料が掲載されていた。
完璧主義 →スピード
チームを率いる →ネットワークで考える
成功を持続 →非連続に考える
ターゲットを示す →他者をやる気にする
安定性 →変える意志
専門家・リーダーシップ →デジタルスキル
この矢印を、どう解釈するかが大事な所だと思った。
伝統的リーダーを否定するのではなく、相互に考える
事が重要。
完璧を目指しつつ、スピードを上げる。
スピードを上げつつ、完璧を目指す。
チームを率いつつ、ネットワークで考える。
ネットワークで考えつつ、チームを率いる等。
つまり、バランス感覚を持つという事。
状況に応じて、軸足の置き方を変える必要がある。
この見極め、環境変化が激しい現在は、至難の業。
最後に試されるのは、信念の持ち方だと思った。
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