育児休暇の真の意味とは
小泉進次郎大臣が、育児休暇の取得を表明した。
これは、素晴らしい事だと思う。
中には、立場が分かっていないと批判する方も居る。
しかし、ここで育児休暇がなぜ必要なのか、
改めて考える必要があるだろう。
端的には、育児に関する負担を夫婦で分担するためと
捉えられているようだが、それだけなのだろうか。
日本は、少子高齢化に突き進んで居る。
それを思うと、今後の日本を支える子供達は、
一人ひとりが貴重な存在。
子供の成長を身近で支えるのが、両親である事は
間違いない。
しかし、昔は村全体で子供達を育てた。
この観点から見ると、育児休暇は、単に夫婦の負担
軽減のためだけの制度ではないと思う。
将来の日本を担う人材を育てるスタートの制度と
位置づける事も出来る。
育児休暇は、誰もが取得出来る制度であるべき。
大臣に限らず、各組織のエースで、いなくては
困る人であってもだ。
ましてや、組織貢献していない者は休むべからず、
逆に言うと、組織貢献した者だけが取得可能という考えは、
育休を条件付きの施しと認識して点で間違っている。
育休に限らず、何かの事情で、突然メンバーが不在と
なる事も考えられる。
それに比べたら、育休時期は予測が可能。
組織の管理者は、発生が考えられるあらゆる状況を捉え、
事前に準備しておく必要がある。
広義で捉えると、これは危機管理の世界に属する。
管理者は、心して取り組んで欲しいと思う。
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