長生きという憂鬱
日経ビジネス最新号で、「長生きという憂鬱
=人生100年時代の正しい老後設計=」という特集が
組まれていた。
結論から言うと、成功談と共に、そう簡単には
行かないよというメッセージが掲載されていた。
それが、表題の「憂鬱」の意味。
主に定年退職した方々に、老後の過ごし方について
明暗の両面からインタビューし、まとめられていた。
印象に残ったのが、元首相の細川護熙(もりひろ)氏
の言葉。
「人生は百人百様。絶対的な基準等ないのだから、
周囲にのまれず、理想の生き方を自分自身に問うべき。」
まさに、そのとおりだろう。
しかし、前提条件がある。
老後をどう過ごすか、事前に入念に考え、備えて
置くと言う事。
「2000万円問題」のような資金面の検討が先ではなく、
生涯に渡る生き方の検討の方が先。
それに伴い、要する資金額も変わって来る。
記事には、「人生100年の老後設計は、定年に
直面して始めるのではなく、遅くとも40代には
始めるべき」とあった。
同感である。
50代に入れば、まず体力が落ちる。
それに伴い、気力が萎え、好奇心も減退。
これでは、前途を伺い、チャレンジする事は難しい。
40代は、公私に渡り多忙かも知れない。
そこを乗り越え、考え抜き、行動する必要がある。
「自分の人生は、自分で切り開く」
まず、この気概を持つ事が、何よりも大事だと思う。
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