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2020年2月11日 (火)

フォースとは何か

昨年12/20(金)から公開された、スター・ウォーズの完結編
「スカイウォーカーの夜明け」の上映終了が、間近に迫って来た。
初回上映が1977年なので、実に42年間続いた事になる。

この一連の映画の中で、一番印象に残っている言葉、
それが「フォース」。

フォースとは、一体何だろうか。
ウィキペディアで検索すると、映画の中で描写された
内容を基に、いろいろと説明がなされていた。

しかし、架空の世界を前提としているため、今一つ理解出来ない。

ここは、独自の解釈をしたい。
フォースとは、人間が本来持っている、宇宙根源に繋がる深遠な力。

人間は、基を正せば、天地に拠って生まれて来た存在。
そして、天地は、遙か彼方の宇宙創世に繋がっている。
つまり、人心は天心に通じ、天心は人心に繋がっている。

陽明学を著した「伝習録」に、以下の言葉がある。

「虚霊不昧(きょれいふまい)、衆理(しゅうり)具(そなわ)って
 万事出(い)ず。心外(しんがい)に理なく、心外に事なし」

意味は、心の実相は虚、つまり何もないが、その働きは非常に
霊妙であり、明らかで万事万物の理が備わり、あらゆる物事や
行為はここから出て来る。
心の外に理はなく、心の外に事はない。

陽明学の「心即理」「致良知」は、この捉え方から出て来る。
心を正す事が、正しい行いに通じる。

スターウォーズのライトサイド(光明面)に通じるものを感じる。
くれぐれも、ダークサイド(暗黒面)に陥らないように注意したい。

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