イタリアオペラさらに深みへ
今年に入り、イタリアオペラのレッスンが11年目に突入した。
今も、週1回、先生のお宅へ定期的にお伺いしている。
1時間のレッスンの内、45分程度が発声練習。
残りの15分程度で、課題曲を歌う。
つまり、時間のほとんどを、発声練習に使っている。
これは、最初から変わりがない。
しかし、先週のレッスンから、発声練習のレベルが
格段に上がった。
私の現在の発声は、「省エネ運転だ」と厳しいご指摘が。
確かに、自然とそうなっているかも知れない。
生活するには、出でを制する事が、最も効率的。
でも、オペラを歌うには、それでは不十分。
ホールに声を響かせるためには、「最大出力で歌う」必要がある。
そのためには、意図的に意識を変える必要があると。
毎回、発声時点から録音を取っている。
たまにしか聞いていなかったが、今後は、録音を後で
しっかりと確認するように助言された。
先生に指摘されて発声し直した箇所、または先生の発声と
自分の発声の違い等を聞いて、改善点を自覚して欲しいと。
私が今後上達するためには、これらを認識して、
歌に反映させる事が重要だと。
そうすれば、「痩せた声」ではなく、真に「ふくよかな声」を
出せるようになると。
これが、私に残された「最後の関門だ」と言われた。
『意識を変え、最大出力で歌う』
録音を確認し、体の使い方を再研究して、
今後に望みたい。
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