電子辞書を傍らに
3月に入り時間が出来たので、陽明学の研究を
改めて行っている。
既に読了した解説書2冊を、同時に読み進める。
著者が違うので、違う見方を味わう事が出来る。
その過程で、自分なりの捉え方を探って行く。
必要に応じて、書き下し文や白文(漢字ばかりの原文)に
立ち戻り、さらに考察を深める。
これらを行う時、欠かせないものがある。
それが、電子辞書。
解説書にしても、日常使わない言葉が、よく出て来る。
その言葉の意味が分からなければ、文章の正確な理解が
出来ない。
こんな日本語があったのかと、驚く事が少なくない。
素晴らしい言葉の数々。
これが、言葉が言霊(ことだま)と言われる由縁かと、
思わず唸ってしまう。
日本語が、いかに簡略化され、軽いものになって
来た事を、憂うるばかり。
学んでいる対象は中国古典だが、同時に、昔ながらの
日本語の勉強もさせて頂いている感じ。
ただし、一般の方へ説明する場合は、そのままの言葉使い
では難し過ぎるため、辞書の力を借りながら、
平易な言葉に置き換えている。
そのため、自分なりに理解した内容を、文章に落としてみる。
何回も推敲し、分かり易い文章に整える。
これが、改めて自分の理解の深耕に繋がる。
今の余裕時間を、有効に使って行きたい。
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