日本の名著再読に思う
日本の名著現代語訳の再読を始めて
約1か月が経過した。
これらは、致知出版社が出版した
「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」。
これまでに、10冊を速読した。
「学問のすすめ」福沢諭吉
「武士道」新渡戸稲造
「西郷南洲遺訓」西郷隆盛
「代表的日本人」内村鑑三
「五輪書」宮本武蔵
「歎異抄」
「茶の本」岡倉天心
「留魂録」吉田松陰
「風姿花伝」世阿弥
「養生訓」貝原益軒
どれも、改めて著者の真意に触れる事が出来た。
最初に読んだ時とは、また違った感覚。
特に感じ入ったのが、「風姿花伝」。
世阿弥が著した、能を演じ切る極意が
記されている。
講師として、受講者の方々の前で話しをする
自分に置き替えると、不思議と一致する点があった。
技法だけでは、感動は伝わらない。
心を伝える事が必要。
それが、「花」を演じるという事。
世阿弥の真意を、そのように理解した。
そして、そのためには、独善に陥る事なく
その上で、自分なりの修行が必要とも感じた。
古典から、学ぶべき点は、とても多い。
時間のある今だからこそ、振り返る事が
出来るのだと思う。
後の7冊を再読する時が、楽しみだ。
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