北里先生の言葉
北里研究所病院で10万人に1人と言われている
胃GISTの手術を受けて、3年10か月が経過した。
今も、経過観察のため、2か月ごとに通っている。
すっかりお馴染みとなった病院。
その病院の隣に、北里柴三郎記念館がある。
これまでは広尾駅から向かっていたため、
前を通る事がなかった。
しかし、先日は天気が良かったので、帰りに
恵比寿駅まで歩いて行く事にした。
結果として、記念館の前を通る事となった。
以前から一度入ってみたいと思っていた。
今回が巡って来た機会だと思って立ち寄った。
ワンフロアに、北里先生の数々の思い出の
品々や直筆、写真等が展示されていた。
その中で、一番目に留まったものが、次の言葉。
『疫学的観察と理論的説明が、実地応用への第一歩』
「諸君、すべての学問の研究は、
学者の単なる道楽ではありません。
研究の結果を、なるべく適切に実地に応用し、
国家の利益と人民の幸福を増進するのが
学問の目的でありましょう。」
「科学の研究に従事する者は、
常に自己の専門以外の学科の進歩に絶えず注目して
これを利用することに努力しなければならない。」
この言葉を、以下のように解釈した。
学問は活学となって、初めて意味をなす。
そのためには、視野を広く持ち、自己研鑽を
欠かさない事が大事。
これからも、先生が創設した病院にお世話に
なり続けるだろう。
先生の言葉を我が事と捉え、諸事に励んで行きたい。
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