これが職人か
プラモ展示用のアクリル棚を支える脚を
木材で作成した時、お世話になった方が居る。
それが、私が行きつけの、DIY店のKさん。
「155mmで切り揃えて頂きたいのです。」
「丸鋸の歯の厚さで、若干差が出るよ。」
「そこを何とかして下さい。棚脚なので。
20本、全てぴったり155mmでお願いします。」
「(むむむ)・・・。」
900mmの棒材4本を、各棒ごとに155mmずつ
5つに切り分ける事になる。
端から順に切り分けて行けば、歯厚のロスを
一方の端の方で調整出来る。
手数が掛かる事を承知した上でのお願い。
作業室から、丸鋸で木材を切断する音が
リズムよく聴こえて来る。
作業が、順調に進んでいるようだ。
「出来たよ。メジャーで確認してみて。」
「おお、20本とも、全てジャスト155mmだ!」
機械で切るとは言え、1本1本切る訳だから
正確に合わせるのは、やはり難しい。
「20カットしたけれど、棒材4本をまとめて
切った事にして、5カット分の料金でいいよ。」
「えっ、本当ですか! ありがとうございます。」
何と、注文どおりに切って頂いた上に、1/4の料金。
Kさんにお世話になるのは、今回で2回目。
以前お願いした時も、いい仕事をして頂いた。
「次回も、Kさんにお願いしたいと思います。」
屈託のない笑顔が、返って来た。
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