「多様性の尊重」という意味
7/23(金)から、東京オリンピックが始まる見込み。
さいたま新都心駅周辺でも、選手を歓迎する準備が、
日々着々と進んでいる。
オリンピック時、多くの外国人選手がこの地を訪れる。
主催者は、まさにダイバーシティ(多様性)マネジメント
が求められる事になる。
この多様性について、「尊重」する事の意義を
田坂広志氏が、とても深く考察されていた。
私なりに、以下のように解釈した。
多様性の尊重は、他者の価値観や意見を
「寛容に受け入れる」事に止まらない。
それは、自分が「認知していない世界を知る」事に通じる。
その過程を通して、自己成長と他者貢献が可能となる。
この事を、田坂氏は、得意の比喩表現で
説明されていた。
・右目で見る世界と左目で見る世界は違う。
・違うからこそ、我々は「奥行」を知る事が出来る。
・自分が見る世界と他者が見る世界は違う。
・違うからこそ、我々は「深み」を知る事が出来る。
「深み」を知る事は、場合によっては困難を伴う
場合がある。
特に、価値観さらに言うと哲学、宗教まで行くと
争いや戦争の原因になった例は、枚挙に暇がない。
しかし、一旦冷静になり、それらを「止揚」すると、
新たな世界が広がって来る。
この止揚の捉え方は、ヘーゲルの弁証法にも通じる。
しかし、「多様性の尊重」は、言うは易く行うは難し。
何を求めるかにより、得るもののレベルが違って来る。
まさに、自分という人間の「質」が問われる。
受容、敬意・尊重、共感、信頼、誠実
まずは、肯定的な支援関係構築の条件を満たして行きたい。
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