事実を知れば判断できる
日経ビジネス210614号に、東レ代表取締役社長
日覺昭廣氏の談話が掲載されていた。
タイトルは、以下のとおり。
「『ほんまかいな』と疑う『なぜなぜ分析』で出発。
事実を知れば判断できる。」
自らの体験談を披露しながら、どんな小さな事でも
徹底的に原因究明する姿勢の大事さを説いて
おられた。
「なぜなぜ分析で原因究明したら、やることは
おのずと決まってくる。」
「強い心で正しいことをやるためには、揺るがない
1つの事実を見極めることが必要だ。」
「僕がやっていることは、事実を整理して分析した
上で「判断」をしているにすぎない。」
「競争に勝っていくには、本質をしっかり見極め
なければいけない。」
力強い言葉が、並んでいた。
まさに、そのとおりだと思う。
問題が発生した場合は、必ず原因があるはずだ。
真因を見極めなければ、打つ手が鈍ってしまい、
労多くして効果なしの徒労に終わってしまう。
最後に、こうも書かれていた。
「世の中、分からないことはたくさんあるはず。
まずは疑問を持ち調べることが、すべての
出発点になるだろう。」
これは、問題解決の前提となる、問題意識を持つ
事を力説されたのだと理解した。
問題意識がないと、問題を問題と感じない事になる。
いい意味で疑問を持つ大事さを、再認識させられた。
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