« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »

2021年9月30日 (木)

「1on1ミーティング」とは

近年よく聞く言葉のひとつに、「1on1ミーティング」がある。
研修でも、この言葉に言及する事が出て来た。

この際、しっかりと本質を把握し直したいと思い、
改めていろいろな資料や文献に目を通した。

実はこの用語、カタカナ用語にすると、目新しい内容の
ように思うが、これは管理者が部下を支援する際に、
従来から求められて来た面談のベースになる考え方。

まず、目的は「人材育成」にある。
なので、主人公は部下であり、それ故、話し合う内容
は部下が決める事となる。

どういう話題が出て来るかは、分からない。
どのような話しが出て来ても、しっかりと受け止め
部下の成長に資するように支援していく必要がある。

ある時は教え、ある時は引出し、ある時は寄り添う。
スキルで言うと、ティーチング、コーチング、
カウンセリングの技を使う事となる。

なので、部下の能力と意欲等に応じ、これらを
使い分けるコミュニケーション力を事前に身に
付けておく必要がある。

だが、それ以前に、心得ておくべき大事な事がある。
それは、部下から見て、自分が信頼に値する人物で
あるかどうかだ。

自分の信念を持ち、軸をぶらす事がない。
かと言って頑なでは、人心を得る事は難しい。

一方で柔軟性を持ち、人の気持ちをしっかりと
受容出来る器量の大きさが必要だ。

仕事で壁にぶつかった時、
キャリアの面で、どのように自分を形成して行けば
よいか迷った時。

部下が抱える様々な問題を、共に考えて行く。
解を用意する必要はない。

これは、メンターとしての役割を果たす事と
捉えてても、いいのではないだろうか。

| | コメント (0)

2021年9月22日 (水)

孫へ「3色ボールペン」をプレゼント

孫の優真へ、6歳の誕生日に「3色ボールペン」を
私から特別にプレゼントした。

我々夫婦からは、次女からリクエストがあった
パンチングポールをプレゼントしたのだが、
それにプラスして手渡した。

ボールペンは、文具店で店員さんと相談しながら
選んだもの。

最初は、黒/青/赤を1本ずつの方がいいのではと
助言されたが、メカっぽい方が喜んでもらえそう
だったので、最終的に「3色ボールペン」に決めた。

三菱鉛筆
ジェットストリーム スタンダード 3色ボールペン

芯は、一番太い1mmのものを選んだ。
このボールペンの特徴は、何と言っても書き味のよさ。
速乾性に優れており、インクの逆流防止機構も装備。

だが、肝心の優真の反応は、いまいちだった。
勉強道具と思ったのだろうか。

しかし、母親に促されて、合わせてプレゼントした
雑記帳に、自分の名前をひらがなで書き始めた。

次に、母親と父親の名前を。
最後に、じいじとばあばの名前も。

これには、驚いた。
私が年長の時には、字は何も書けなかったと思う。
日頃の練習の成果が表れたか。

「これで、じいじにお手紙が書けるね。」
母親の声掛けに、やっと微笑んだ優真。

手紙が来たら、宝ものにしよう。
ますます、孫にのめり込みそうだ。

| | コメント (0)

2021年9月21日 (火)

シンギュラーポイントに達する時

シンギュラーポイントとは、技術的特異点の事。
元は、数学、物理学及びその応用である制御工学等での用語。

ある時、従来の法則が適用出来ない状態になる点の事を言う。
突如、姿を変える点と言った方が、分かり易いかも知れない。

科学で言えば、液体の沸騰点や氷結点のことを指す。
生物で言えば、昆虫の完全変態と言う所か。
最近は、AIが人間の知性を上回る時点を示す言葉で聞かれる。

どれをとっても、世界が一変する出来事。
でも、これは周囲で起こる場合に限らない。
自分自身の中で、起きる事がある。

限りない努力や経験を積み重ねる。
すると、ある時、ひらめきを得て一気に物事が進む。

これを、稲盛氏は、天の「知恵の蔵」が開くと
表現されている。

私は、事態が一変する程のアイデアが天から降りて来た
経験は、残念ながらない。

しかし、研修プログラムを検討し行き詰まっている時、
何気ない時に、ふと新たな切り口が見つかった事は、
これまでに何回もある。

ジムでトレーニングしている時とか、お風呂に入っている時、
寝ている時に夢の中で思い付く事もあった。

寝ても覚めても考えていると、課題が潜在意識に
刷り込まれるのだろう。

その課題意識が、自ら頭の中を駆け巡り、個々別々の
知識や情報をつなげ、相乗効果を生み出してくれる。

まさに、シナジー効果の創出。
今までなかった価値が生み出された瞬間だ。

そのためには、やはり不断の幅広い勉強が必要。
それらが、付加価値創出の材料となってくれる。
真の「知恵の蔵」は、自分の中にあるのかも。

これからも、いろいろな事柄に興味を持ち、
学びを深めて行きたい。

| | コメント (0)

2021年9月20日 (月)

釣船茶屋「ざうお」で誕生会!

昨日の(日)に、釣船茶屋「ざうお」で、
孫の優真が6歳になった誕生会を行った。

優真は、釣りが大好き。
ザリガニ釣りは名人クラス。
ゲームでも、クロマグロ等大物をゲットしている。

「ざうお」は、お店の中にいけすがあり、
そこで釣った魚を、お好みに合わせて調理してくれる。
この日も、優真が大活躍だった。

優真のお父さんと一緒に釣り竿を垂れたのだが、
優真の方が、すぐにシマアジを釣り上げた。

次にヒラメをゲット。
高い魚ばかりを釣り上げ、こちらは少し慌てた。
その後、クルマエビ、アジと続いた。

最後に、待望のタイをやっと手に入れた。
全て優真のおかげだ。

お料理は、刺身、揚げ物、煮つけ、フライ、
塩焼きと、全調理法を魚に応じお願いした。
全てが美味しかった。
何せ、すぐ前まで、泳いでいた魚なので新鮮そのもの。

「じいじ、これオマール海老だよ。」
「これは、アナゴね。」

いけすを一緒に見て回った時に、いろいろと
説明してくれた。

「次に来た時は、かんぱちを釣りたい。」

かんぱちや伊勢海老は、値段も別格クラス。
まあ、孫の喜ぶ顔には、代えられないが。

制限時間の2時間が、あっと言う間に来てしまった。
最後に、お店が用意してくれたバースディケーキで
改めて、6歳の元気な姿をお祝いした。

孫一家と、至福の時間を過ごしたひと時だった。

| | コメント (0)

2021年9月19日 (日)

「今日只今」に生きる

禅言に、「今日只今」と言う言葉がある。

今日、この瞬間を精一杯生きる事に、全力投球する。

過去を悔いる事なく、過去の栄光におごる事なく。
未来を不安に思う事なく、未来を目ざとく計算する事なく。

かと言って、足元だけを見て迷走する訳ではない。
将来に対する希望を抱きながら、その方向性は
しっかりと見定めつつ。

その上で、今日行うべき事に集中する。
出来る事は、明日へ先延ばししない。

かと言って、日々完璧さを追求する訳ではない。
出来る範囲の事を、怠らずに行う。

これらを念頭に置いて行動すると、不思議な事
が起こって来る。

役立つ情報が、どこからともなくもたらされる。
また、その動きを支援して頂ける方に出会う。

一生懸命さが、いろいろなものを引き寄せる
のかも知れない。

ビジネスの世界では、目標管理が大事と言われている。
目標とは、ある一定期間後のゴール。
具体的であればある程、実現性が増すと言われている。

これはこれで、一理ある。

一方、生き方やあり方等、一生のスパンの事柄と
なると、緻密な設計図を書く事自体が難しい。

灯台の光を掲げ、その方向に向かって歩む中で
次第に霧が晴れて来るように思う。

その過程では、しけもあり日照りもあるだろう。
思っても見ない渦に巻き込まれるかも知れない。

しかし、それらに真摯に向き合う中で、道が拓けて来る。
「今日只今」を、これからも実践して行きたい。

| | コメント (0)

2021年9月18日 (土)

22年版高橋書店の手帳を入手

9784471810511_2022_04
毎年使っている高橋書店の22年版手帳を、
早々に手に入れた。

9月に入ると、各社から一斉に来年の手帳が
発売され始める。
私にとっては、これが秋の風物詩。

そして、今年もここまで来たかと実感する。
月日は、本当に瞬く間に過ぎて行く。

私が愛用している手帳は、1月始まりのNo51。

個人事業主の場合は、確定申告期間である
1~12月に合わせるのが、一番しっくり来る
ように思う。

予定を書き込むと共に、実績も書き込んでいる。
予定が変更なしに行われた場合は、そのまま。
変更があった場合は、訂正して実績とする。

加除訂正に対応するため、記入はシャープ
ペンシルで行っている。

仕事内容だけではなく、プライベートの要件も
記号化しながら全て記入。
なので、手帳が、自分史そのものになっている。

この手帳、もう35年も同型を使い続けている。
同じ仕様の手帳の発売を継続する努力を重ねて
いる高橋書店には、感謝しかない。

これから先も、ずうとこの手帳のお世話になって
行きたいと思っている。

| | コメント (0)

2021年9月16日 (木)

稲盛氏の言霊

致知出版社から、稲盛和夫氏の語録集が、
発刊予定との連絡が来た。

『稲盛和夫一日一言』

稲盛氏の膨大な著作のみならず、市販本には
収録されていない講話やスピーチ等からも含め、
選び抜いた366の言葉が掲載されているとの事。

企画構想から10年の歳月を経たというから、
かなりの大作だ。

事前案内された「まえがき」を読んだだけで、
引き込まれた。

「魂から発せられた言葉は、表現が少々稚拙であっても、
 聞く人の魂に語りかけ、感動を与える。」

「全身全霊を乗せた言葉には、ある種の『霊力』がある
 からである。
 つまり言霊である。」

「一所懸命、なんとか相手にわかってほしいという
 思いを込めて、文字通り心の底から出た言葉は、やはり、
 単なる話のための言葉よりも訴える力が強いのは確かだ。」

「聞き手の感動を呼び起こすのも、それゆえにほかならない」

当日行った課長研修の最後に、このまえがきをさっそく
読み上げて紹介した。

部下に向かって、「自分の言葉」で語って欲しいと。
そして、『納得』の2文字を得て欲しと。

これは、講師である私にも当てはまる。
自分で作ったテキストであったとしても
棒読みでは、受講者の方々に真意が伝わる訳がない。

その場に合わせ、さらに「受講者の言葉」に翻訳して
想いを込めて語る。
感激や感動を、ぜひ提供したい。

同書を、アマゾンに予約したのは言うまでもない。

| | コメント (0)

2021年9月15日 (水)

小さな「ゆらぎ」の捉え方

現代は、環境変化激変の時代。
その特徴を捉えた言葉に、「波及性」がある。

あるところの小さなゆらぎが、ぜんぜん別の
ところの大きな変化になって表れる。

これを、ノーベル賞化学者、イリヤ・プリゴジンが、
こう表している。

「システム内の小さなゆらぎが、システム全体の
 大きな変動をもたらす。」

これは、「複雑系」の研究において、物理や化学のシステム
だけでなく、企業や社会や環境等のシステムにおいても、
しばしば見られる事が指摘されている。

福島第二原発の事故の情報が世界に流れ、ドイツでは
原発推進停止が議決されたように。

歴史に振り返れば、第一次大戦もそうだった。
ある国の王子暗殺事件(サラエボ事件)が引き金だった。

最近言われているVUCAも、「ゆらぎ」を意味している。
変動性(V)、不確実性(U)、複雑性(C)、曖昧性(A)

先行きが分からず不安を感じさせる「ゆらぎ」という言葉。
しかし、物事には、必ず二面性がある。
闇の面からではなく、光の面から見たらどうなるだろうか。

1人の社員の行動が、企業のあり方を変える。
1人の個人の行動が、社会の仕組みに影響を与える。
1人の起業家の行動が、人類の存続そのものに希望をもたらす。

「ゆらぎ」は、最初は小さな動きから始まる。
そして、その気になれば、誰でもこの「ゆらぎ」を
起こす事が出来る。

自分のポリシー(信念)に従い、勇気ある一歩を
踏み出して行きたいものだ。

| | コメント (0)

2021年9月13日 (月)

LEDネックライトを手にいれた!

800led042_ft3dx
毎年、9/1の「防災の日」をきっかけにして、
我が家の防災グッズを全て点検している。
その際、ライトで気づいた事がある。

現在、部屋を照らす据え置きタイプと、
移動時に使う携帯タイプを持っている。
後者は、ペン型とヘッドライト型。

ペン型は、簡便だが、両手が使えない。
両手を使う場合は、ヘッドライト型。
しかし、普段使う場合は、少し大げさ。

両手が使えるペン型がないかと思ったいたら、
タイミングよく、サンワサプライからメールが来た。
ネックライトを新発売しましたと。

仕様等を確認すると、私のニーズにぴったり!
首に掛けるので、両手が使える。
それも、左右に2個ライトが付いている。

即、購入。

首掛け式LED ネックライト 800-LED042

USB充電式
防水規格IPX4
最大120ルーメン

LEDライトはマグネットで着脱可能なので、
左右2個別々に、単体で手に持って使用可能。
スチール机等に貼り付ける事も出来る。
重さも120gなので、苦にならない。

これでまた、安心度が増した。

| | コメント (0)

2021年9月10日 (金)

「宿命」を「運命」とする

致知出版社の人間力メルマガは、本当に
いろいろな観点で、自省を促してくれる。

先日は、「宿命」を「運命」としようと。
以下、抜粋。

命は吾(われ)より作(な)すとは、
運命は自分がつくる、ということである。

自らの道を自ら切り開いてきた人は皆、
命を吾より作した人である。

松下幸之助さんは、こう言われた。
「人間、9割は自分ではどうにもならない運命の
 もとに生きている。その運命を呪ってはいけない。
 喜んで受け入れる。すると運がよくなる。」

「命」について、安岡正篤師は、こう言っている。
「人間が浅はかで無力だと、いわゆる“宿命”になる。
 人間が本当に磨かれてくると“運命”になる。
 即ち、自分で自分の“命”を創造することができるようになる。」

では、どうすれば人間を磨き、自分の命を創造できるのか。
古来、多くの先哲がそのヒントになる金言を残している。

● 人の生くるや直し『論語』

人が生きていく上でもっとも大事なものは、
素直であることだ、と孔子は教える。

● 性を尽くして以て命に至る『易経』

ここでいう「性」は天から授かった能力のこと。
それを発揮し尽くして天命に至ることができる。

● 趙州禅師の話。

弟子が名僧といわれた趙州に、「大困難がきたら
どうしますか」と問う。
趙州はひと言「恰好」と答えた。
恰好とは「よしきた」ということである。
その姿勢こそ、吾より命を作す根幹となる。

ピンチはチャンス。
「よしきた」と受け止められる自分を育てて行きたい。

| | コメント (0)

2021年9月 9日 (木)

「マイクアーム付インナーイヤー」新調

現在、オンライン研修で使っている
ヘッドセットマイクが、1年程度で壊れて来た。
これは、片耳のオーバーヘッドタイプ。

片耳なので、隣にいるサポートスタッフの声も
聞き取れ具合がよかったのだが、作りが華奢。
安価な値段だったので、やむを得ないか。

今回、インナーイヤーにマイクが付いた
タイプを見つけたので、さっそく購入。
買ったのは、以下の商品。

エレコム HS-EP16TBK
マイクアーム付インナーイヤー
/片耳/4極/変換ケーブル付/ブラック

この製品の最もいいところは、ヘッドセット
ではないので、頭を締め付けずに済む点。

インナーイヤーに、直接、フレキシブルアーム
が取り付けられ、その先に小型マイクが付いている。
イヤーアームが付いているため、重さにも耐えられる。
もっとも、6gしかないが。

昨日、さっそくオンライン打ち合わせ時に使ってみた。
すると、難点が見つかった。

装着した左耳にピタリと収まり装着感は抜群なのだが、
逆に、発した自分の声が、右耳でしか聞き取れない。
耳栓タイプなので、外部音がシャッタアウトされる。

これまでは、イヤーパッド方式だったので、適度に
隙間があり、自分の生の声が両耳で聞き取れていた。

オンライン研修は、講師が声のトーンや強弱で、
内容の重要性や想いを伝えるしかない。
そうなると、自分の声が聞こえる事も大事。

しばらく使って、工夫をする必要があるようだ。
あまり深く、耳の中に入れないとか。

まあ、いろいろ試すのも楽しみの一つと捉え、
活用出来るように工夫して行きたい。

| | コメント (0)

2021年9月 8日 (水)

65歳は青年か!

致知出版社の人間力メルマガを見ていて、
目が釘付けになった。
なんと、「65歳が青年」とあった。

これは、五木寛之氏の言葉。
仰った内容は、以下のとおり。(抜粋)

100歳以上が5万人という時代に入って、日本国民の
中でいま一番多いのが、61歳なんだそうです。

つまり日本はいま、完全に大人の時代に入っているんです。
昔はシルバーと呼ばれていた世代が、日本の活力を
担う新しい時代に入っているんですよ。

まず、大人という言葉の意味が変わってきている
ことを理解しなければなりません。
今は、50代までは青年。
60代からやっと大人だと考えたほうがいいと思いますね。

古代インドでは人生を「学生期」「家住期」「林住期」「遊行期」
の4つに分けて捉えていました。

50代までは勉強をする学生期。
60代、70代が仕事をし家庭を維持する家住期。
そして80代、90代が林の中に籠もり自己を見つめて
暮らす林住期です。

昔は、70、80ともなると、悠々自適で暮らすのが定番でした。
しかし、これからはそういう趣味の世界だけではなく、
世のため人のために働かなければいけない。

企業で定年を延ばそうという動きもありますが、
いまの65歳なんてまだ青年ですよ。
体力も知力も充実しているし、自分は若者だという意識で
おやりになったほうがいいと私は思いますね。

私は、現在66歳。
組織は卒業したけれど、確かに研修講師等の仕事を
通し、微力ながら世のため人のために日々尽くしている。

その中で、「65歳は青年」と聞くと、何かほっとする。
もっと、頑張っていいのだと。
これからも、エネルギー全開で歩んで行きたい。

| | コメント (0)

2021年9月 6日 (月)

「全集中の呼吸」で歌う

イタリアオペラの歩みが、現在、足踏み状態だ。

習い始めて12年目。
最大の壁にぶつかっている感じ。
発声の基礎に立ち戻り、徹底指導を受けている。

毎回、自分の歌う姿を動画で撮影。
後日、視聴して振り返ると共に、レッスン中に
先生から指摘を受けた内容を、メモしている。

先週記録した内容は、以下のとおり。

•どこまで体が伸びるのかを決めてしまわない。
 (箱のサイズを決めてしまわない。)(天井を決めない。)
•パッハの時、顎を引かない。(上に伸び上がる。)
•ブレスを短く取ったので、もっと圧を掛けていく。
 (ただし、喉に行かないようにしながら。)

毎回、 「省エネ運転」で歌っていると指摘されている。
自分では、そのつもりではないのだが、先生から見ると、
「もっと線を太くする。もっとしっかり体を使って行く。」
という指摘になる。

動画に記録されている先生の発声や歌声を聴くと、
確かに迫力がまるで違う。

先生の声は勢いがあり、響き渡って来る。
なぜ、こうも違うのか。

だからと言って、大声を出せばいいという訳でもない。
喉に頼らず、体全体を使って、音を響かせる。

先生は、私よりも、もちろん体が小さい。
肺活量も、私の方があるはず。
なのに、響きのレベルがまるで違う。

ここまで来ると、理論的に考えても、
解が見つかりそうもない。
やはり、試行錯誤しながら、地道に練習するしかないのか。

長いトンネルが、いつまで続くのか。
全く先が見えない。

「全集中の呼吸」の修行が、果てしなく続く。

| | コメント (0)

2021年9月 3日 (金)

永遠の一瞬

田坂広志氏の言葉には、いつも心を震わせられる。
以下は、メルマガ「風の便り」からの抜粋。

夜空を見上げ、無数の星々を眺め、その悠久の時間に
思いを馳せるとき、我々の心には、いつも一つの言葉が
浮かびます。

「一瞬」

この人類の歴史と地球の歴史、そして、宇宙の歴史に
比べるならば、我々人間の生は、「一瞬」に過ぎない。

そして、我々の生における、人と人との出会いは、
その「一瞬」と「一瞬」が重なる奇跡の「一瞬」。

しかし、そのことを思うとき、我々の心には、
もう一つの思いが浮かんできます。

この悠久の時間の流れの中で、そして、この壮大な宇宙の
片隅で、一人の人間と、一人の人間が、巡り会った。

その事実は、永遠。

されば、その一瞬は、
「永遠の一瞬」

その思いが、心に浮かぶのです。

(以上が、抜粋)

永遠の一瞬とは、何と素敵な言葉だろう。
邂逅や、一期一会と言う言葉もある。

消す事が出来ない出会いの事実。
確かに、時の流れの中では一瞬かも知れない。

いや、だからこそ、とても貴重な出来事。
この出会いは、偶然ではなく必然。
だから、とても大事にしたい。

永遠の一瞬とは、このような感情がこみ上げて
来る言葉だ。
出会いの一瞬一瞬を、大事に生きて行きたいものだ。

| | コメント (0)

2021年9月 1日 (水)

創造性は語彙の豊富さから

創造性は、どこから生まれて来るのか。

致知出版社の人間力メルマガによると、
これを、実験で明らかにした方が居る。

その方は、読書が脳に与える効果を実証して
きた川島隆太さん。

「脳科学的に見ても、読書を通じて語彙を
 蓄えるというのは、とても大事な事です。」

「実験で驚いたのは、創造性が脳のどこから
 生まれて来るのかを調べたら、 脳の語彙を
 格納する部位と言葉を扱う部位でした。」

「言葉ではなく、イメージを膨らませて
 何かを生み出す時もそうなんですね。」

「ですから、創造する高次な活動も、全て
 その人の語彙がもとになっていると言うのが
 実験を通じての僕の結論なんです。」

これは、湯川秀樹博士の
「創造性の発現には、相当大量の語彙の蓄積が
 必要だ」との言葉に通じるとの事。

なるほど、やはりそうねと思った。
言葉は言霊。言葉には、魂が宿る。

その言葉のベースとなるのが、語彙。
語彙力を身に付けると、自分のオリジナルな考えや
想いを、自分の言葉で語る事が出来る。

また、相手の感動や納得を得るために、さらに
相手の言葉に置き換える事が可能。

これは、私がマネジメント研修で、管理者の方々に
常に言い続け来た事。
 
ポリシー(信念)、ミッション(使命)、ビジョン
(ありたい姿)を、生きた自分の言葉で語る。
管理者は、ストーリーテラー(語り部)であるべきと
おっしゃった方も居る。

古典に立ち戻り、豊富な語彙を身に付けて行きたいものだ。 

| | コメント (0)

« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »