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2021年9月15日 (水)

小さな「ゆらぎ」の捉え方

現代は、環境変化激変の時代。
その特徴を捉えた言葉に、「波及性」がある。

あるところの小さなゆらぎが、ぜんぜん別の
ところの大きな変化になって表れる。

これを、ノーベル賞化学者、イリヤ・プリゴジンが、
こう表している。

「システム内の小さなゆらぎが、システム全体の
 大きな変動をもたらす。」

これは、「複雑系」の研究において、物理や化学のシステム
だけでなく、企業や社会や環境等のシステムにおいても、
しばしば見られる事が指摘されている。

福島第二原発の事故の情報が世界に流れ、ドイツでは
原発推進停止が議決されたように。

歴史に振り返れば、第一次大戦もそうだった。
ある国の王子暗殺事件(サラエボ事件)が引き金だった。

最近言われているVUCAも、「ゆらぎ」を意味している。
変動性(V)、不確実性(U)、複雑性(C)、曖昧性(A)

先行きが分からず不安を感じさせる「ゆらぎ」という言葉。
しかし、物事には、必ず二面性がある。
闇の面からではなく、光の面から見たらどうなるだろうか。

1人の社員の行動が、企業のあり方を変える。
1人の個人の行動が、社会の仕組みに影響を与える。
1人の起業家の行動が、人類の存続そのものに希望をもたらす。

「ゆらぎ」は、最初は小さな動きから始まる。
そして、その気になれば、誰でもこの「ゆらぎ」を
起こす事が出来る。

自分のポリシー(信念)に従い、勇気ある一歩を
踏み出して行きたいものだ。

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