「聞く力」を磨く
傾聴の大事さが、叫ばれて久しい。
「話す」前に、まず「聞く」事が重要だと。
より正確に言えば、聞くのではなく「聴く」。
耳できくだけではなく、心できく。
心の声、つまり本音を感じ取る事が大事。
そのためには、話し手が発するボディサインを
見逃さない。
特に、眼の動きがポイント。
「目は口ほどにものを言う」と言う。
だからと言って、凝視する事は避けたい。
温かい眼差しで、包み込むように全身を
視野に入れる。
その上で、話す時には、話し手にマッチした
言葉を選ぶようにしたい。
そのためには、語彙力が必要。
実は、「聴く」行為は、とてもエネルギーを要する。
解が分かっていても、話し手が考え話し出すまで待つ。
沈黙の時間も、話し出さずに待つ。
「聴く」事と「待つ」事は、表裏一体と考えたい。
話し手の心を受け止め、気持ちに寄り添う。
その上で、真意を探り、気づきを促す。
これらの過程で、実は自分自信の人間力が
磨かれて来る。
心して、聴いて行きたいものだ。
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