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2021年11月14日 (日)

経営資源を再考する

新任課長研修の時、マネジメントの定義に
ついて、解説する場面がよくある。

その際、マネジメントの「対象」は経営資源と、
まず説明している。

次に、経営資源の内訳を、人・もの・金・情報等
と伝えている。

その上で、「今の立場で、何に一番注目したいですか」と
問い掛ける事が多い。

挙手を求めると、それぞれの項目で手が挙がる。
どこで手を挙げても、間違いではない。
経営には全て必要で、また各自行っている仕事に
より観点も違うから。

しかし、こう続けている。
「新任の中間管理職と言う立場を考える場合、
 私は人に注目して欲しい」と。

新任課長の場合は、まだ権限が限られている。
もの、金等の扱いについては、一定の枠がはめられている。

しかし、人は違う。
育てれば、無限の能力を発揮してくれる。
部下の育成が大事な役割である証左だ。

そして、育てる対象は、部下だけではない。
フォロワーシップにより、上司も育てる事が
期待されている。

そして、部下・上司を育成する過程で、
最も育てられるのが、自分自身。

いつも、それを自らのモチベーションにして
欲しいと話している。

自分が、実は最もコントロールし易い経営資源。
限りなく鍛え、役割を遺憾なく発揮して欲しい。 

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