「知る」と「出来る」の違い
今は、本当に便利な世の中になった。
ネットにアクセスしたら、瞬く間にいろいろな
情報や知識を得る事が出来る。
しかし、これが怖い所。
知った事で、出来ると勘違いしてしまう。
「知る」事と「出来る」間には、深い谷がある。
知る事は、物事の一断面を見たに過ぎない。
それが出来るようになるためには、体験による
多面的な理解が必要。
失敗を恐れず、行動する事により、初めて
体得する事が出来る。
研修を行う時にも、これは最初に強調して
受講者の方々にお伝えしている。
私が今日伝えた内容を、鵜呑みにしない。
自分で検証し、その上で、気づいた事を
ぜひ行動に移して欲しいと。
「行動のトリガーを手に入れて、
明日、さっそく引いて頂きたい。」
「どんな些細な事でも結構です。
行動しなければ、今日1日が無駄になります。」
これは、陽明学の知行合一の考え方にも通じる。
知ると行うを、分けて二つの事としてはならない。
知行は一体、紙の裏表のような関係である。
知行合一、これは私自身の生き方にもなっている。
どうかなと思った事は、まずやってみる。
行う過程で、いろいろな気づきと学びを得る。
うまく行かない事も多々ある。
しかし、それが次の行動の基礎となってくれる。
行動する勇気を持つ事が、最も大事と思っている。
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