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2022年3月24日 (木)

「「未来」の話をしよう」読了

台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)である
オードリー・タン氏の著作である「まだ誰もみた
ことのない「未来」の話しをしよう」を読了した。
 
タン氏の著作を読むのは、2作目となる。
今回も、その開かれた慧眼に引き込まれた。
 
タン氏の主張を一言で言うと、
「デジタルの力で、ソーシャルイノンベーションを
 起こそう」というもの。
 
私は、記述された内容を、以下のように解釈した。
 
現在は、スマホ等を使い、ネットを通して
個人の意見や考えを、まさに世界に向けて
自由に発信・共有出来るようになった。
 
言い換えると、デジタルによる民主主義の世界を
実現出来る素地が整ったという事。
 
このデジタル民主主義をベースに、人々の生き方を
よりよい方向へ導いて行こうとする変革の動きが
「ソーシャルイノベーション」。
 
この動きは、現在、国連を中心に叫ばれている
SDGs(持続可能な開発目標)の実現に、大いに
貢献するものである。
 
タン氏の言葉で、「100年後の世界を生きる人々が、
自分達で様々な事を決める事の出来る可能性を
奪ってはならない」という言葉が、印象的だった。
 
未来を生きる人々の事を考えて、今を生きる我々が
何をなすべきか。
それを、皆でデジタルを介して考え、行動する必要がある。
 
地球温暖化を始め、人類そのものが自然と共に
共生するための課題は、より深刻だ。
 
タン氏は、その先導者として、これからの世に
なくてはならない、貴重な方のように思えた。

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