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2022年3月11日 (金)

刀剣研師にみるプロの世界

月刊「致知」に、刀剣研師(とぎし)である
臼木良彦(うすきよしひこ)氏の談話が掲載されていた。
 
48歳の若さで「無鑑査」(国内最高峰の刀剣師に
与えられる称号)に称された臼木氏の話しに没入。
今年で66歳との事、私と同年代である事にも驚き。
 
「師匠の日頃の生活や、何を考えてこの技術を
 得たのか、師匠の精神・生き様まで見て学び取る事も、
 伝統文化の伝承だと思っています。」
 
単に、研ぐ手順を覚えればいいという訳ではない。
刀の状況に応じて研ぐ技は、さらに奥が深い。
 
「道具は進歩しても、10年という修業の時間軸は
 50年、100年前と全まったく変わらないんです。」
 
まさに、経験知が必須という事だろう。
 
「師匠を見ていてすごいなと思ったのは、
 決して妥協しないことです。」
 
徹底して追及する姿が、目に浮かぶようだ。
 
「本当の一流になる刀剣研師は生活のためだけに
 研ぐんじゃない。それ以上の何かを求めて研いでいる。」
「そういう心境で研ぎに向き合っていれば
 それに相応ふさわしい仕事、刀がやって来る。」
 
生き方が刀に表れ、それが人々を惹き付けるのか。
 
「無鑑査に認定され、後進の指導の責任を感じる
 ようになりました。」
「師匠から受け継いだ全てを後進に伝えることが、
 唯一最大の師匠孝行じゃないかと思っています。」
 
これは、技はもちろん、生き方・あり方の伝承に繋がる。
 
「日本刀は「神様の器」「美術品」「武器」の3つが揃ったもの。
 特に「神様の器」ということが大事。」
「私自身も自分が「研いでいる」ではなく、「研がせて頂いて
 いるという謙虚な思いで常に刀に向き合っています。」
 
自分の役割・使命を感じ、今も日々試練に立ち向かう姿。
私も、見習いたいと思う。

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